金沢の観光スポット体験レポート その17(No.100)
兼六園探訪レポート(No.6)堪能コース
15)内橋亭
現在は霞ヶ池に浮かんでいるが、藩政時代は今の茶
店街の中央にあった。2つの屋形を橋でつなげている
ことから「内橋亭」の名がある。数奇屋であると同時
に、馬の調教をみる「馬見所」として使われていたこ
とから、「馬見の御亭」とも呼ばれていた。5代藩主・
綱紀により蓮池庭作庭の際に造られた4亭のひとつで、
11代藩主・治脩が蓮池庭を復興した際に再建された。
藩政時代の建物である。
池に浮かぶ本席は公開されていないが、年に一度、
兼六園が公開された日(5月7日)に茶会が催されて
いる。
■写真(上)ことじ灯蠟側より見た内橋亭
■写真(下)内橋亭入口
16)梅林
特別名勝「兼六園」の随身坂口近くに広がる約3000
平方mの梅林。この梅林は昭和43年に明治百年記念事
業として全国の名梅を集めて造成され、平成12年3月
に庭園として再整備されたもの。現在は約200本の梅
があり、そのうち白梅約140本、紅梅約60本で、白加
賀、摩耶紅梅、青軸、八重寒紅など約20種類が咲き
誇る。
17)舟之御亭(ふなのおちん)。
5代藩主・綱紀により蓮池庭作庭の際に造られた4亭の
ひとつで、平成12年(2000)に時雨亭と共に復元され
た。元々は眺望台の北西にあり、日本海、河北潟、能
登半島、白山連峰の山並みを眺め楽しむ四阿であった。
船の形が特徴的で、藩政時代の絵図にも描かれている。
現在は、梅林のそばに建てられており、梅を眺めるに
は絶好のポイントである。
兼六園ホームページ
http://www.pref.ishikawa.jp/siro-niwa/kenrokuen/course.html