金沢の観光スポット体験レポート その21(No.104)
◇鈴木大拙館レポート(No.1)
2011年10月18日(火)にオープンした鈴木
大拙館をレポートします。
1)鈴木大拙(文学博士)
(すずき だいせつ、本名貞太郎(ていたろう)1870
年11月11日 - 1966年7月12日)は、禅についての著
作を英語で著し、日本の禅文化を海外に広くしらし
めた仏教学者(文学博士)である。著書約100冊の内
23冊が、英文で書かれている。1949年に文化勲章、
日本学士院会員。
「大拙」は居士号である。同郷の西田幾多郎、藤岡
作太郎とは石川県立専門学校(後の第四高等学校)
以来の友人であり、鈴木、西田、藤岡の三人は加賀
の三太郎と称された。
■写真は鈴木大拙館正面玄関
2)施設概要
敷地の特長である小立野台地から続く斜面緑地を背景
に、石垣や水景などによって金沢を象徴する景観を創造
し、その中で鈴木大拙の世界を展開していくことを設計
の基本方針としました。
建築は、「玄関棟」「展示棟」「思索空間棟」を回廊で結ぶ
とともに、「玄関の庭」「水鏡の庭」「露地の庭」によって構
成されています。この3つの棟と3つの庭からなる空間を
回遊することによって、来館者それぞれが鈴木大拙につ
いて知り、学び、そして考えることが意図されています。
・ホームページより
■写真は大拙館見取り図
3)展示方針
鈴木大拙館における展示は、単にものを鑑賞する場と
せず、来館者が自由かつ自然な心で鈴木大拙と出会うこ
とにより、そこから得た感動や心の変化を、自らの思索
に繋げていくことを基本方針としています。
展示空間で配置される書や写真、著作など鈴木大拙を
真っ直ぐに伝える芯のある資料から大拙を「知る」ことに
始まり、学習空間で鈴木大拙の心や思想を「学ぶ」ことを
通し、さらに、思索空間で自ら「考える」ことに至る3つ
の行動を、施設計画と一体となって展開する構成として
います。
・ホームページより
■写真は入口付近展示の鈴木大拙
鈴木大拙館ホームページ
http://www.kanazawa-museum.jp/daisetz/index.html