金沢の観光スポット体験レポート その106(No.210)
◇金沢蓄音器館体験レポート(その1)
初代の館長は、音楽を通じて地域文化に貢献したいと、
戦前から蓄音器店を開いてきた八日市屋浩志氏です。次
第に手回し式の蓄音器が姿を消していった昭和50年代の
ある日、無造作に捨てられている蓄音器を見て心を痛め、
「直せばまだ鳴る…」と、そのときから収集をはじめ、
修理し、気付けば蓄音器540台、SPレコード2万枚もの山
蓄コレクションとなりました。その後金沢市が譲り受け、
2001年7月金沢蓄音器館が開館しました。
■写真は3F蓄音器の森
■写真は全景
金沢蓄音器館が所蔵するSPレコード3万枚の中からクラシ
ックの名曲50作品を館長が厳選。さらに500台を超える収
蔵の蓄音器の中から銘器中の銘器 6台を厳選し、それぞ
れのSP盤に最適な組み合わせで再生。高い技術力を誇る
ビクタースタジオのエンジニアが、蓄音器が奏でるその
ままの”本物の音”を収録。「銘器と銘盤の究極のハー
モニー」として、1900年初頭の名曲・銘演奏をMEG?CD
が現代に呼び覚ましました。価格2,500円(税込)
■写真は開館10周年記念盤
■写真は1Fミュージアムショップ
壁一面にずらりと並べられたポータブルは、圧巻。70台
はあるでしょうか。レコード鑑賞会にも使われるこのホ
ールの奥には堂々と二台の大型蓄音器が鎮座しています。
紙製の大きなラッパを持つ英国製EMGエキスパート、
米国製クレデンザーをおいています。
1927年米国ボストン製の自動再演ピアノ。「メイソ
ン&ハムリン」は紙ロールに記録されたピアニストのタ
ッチを空気の力を利用して再現する機械ピアノです。
日曜日のみ1日3回実演しています。
●実演の時間】各回15分程度
10:30~、13:30~、15:30~
■写真は1F多目的ホール
金沢蓄音器館ホームページ
http://www.kanazawa-museum.jp/chikuonki/gaiyo/index.htm