植ちゃんの「金沢・いしかわに恋をしました!」

金沢に永住して金沢・石川が好きになりました!その魅力を紹介します。

松涛庵(しょうとうあん)まるびぃ茶会に参加

2013-05-05 19:34:07 | 日記


金沢の観光スポット体験レポート その162(No.288)

◇松涛庵(しょうとうあん)まるびぃ茶会に参加

5月4日21世紀美術館の敷地にある松涛庵で開催された
「まるびぃ茶会」に参加しました。連休とあって21世紀
美術館は満員のお客様であった。

■写真は松涛庵入口



○松涛庵(しょうとうあん)
この建物は江戸時代末期、加賀藩13代藩主 前田斉泰(文
化8年~明治17年/1811~1884)により、江戸根岸の隠居所
「冨有園」の居室として建築されたものです。天井や柱が紅
殻塗りであったことから「赤い間」と呼ばれていました。
その後、鎌倉の別邸への移築を経て、昭和11年(1936)前
田家16代 利為(明治18年~昭和17年/1885~1942)により、
独立した数奇屋風の茶室として整備され「松涛庵」と命名さ
れました。昭和54年(1979)金沢市内に移築され、平成
13年(2001)金沢市が取得したもので、江戸時代末の風情
を今に残す貴重な建造物であり、今回の移築にあたっては、
この雰囲気を伝えることに努めるとともに、新たに椅子点前
による立礼席と水屋などを増築しています。

■写真は椅子点前茶会が行われた茶室





松涛庵の隣には山宇亭がある。

○山宇亭(さんうてい)
この茶室は昭和26年(1951)に高岡市から金沢市本多町に
移築され、元産業機械製作会社社長 直山与二邸で使用されて
いたものです。付随する「腰掛待合」は加賀八家の一つであ
る長家の本邸から同所に移築されたものといわれています。
街中の自然に恵まれた本多の森の中程に位置し、木立に囲ま
れた草庵風茶席で、長く「山のお茶室」と親しく呼ばれてい
たことに思いをはせ、今回の移築に伴い「山宇亭」と命名し
ました。平成14年(2002)金沢市に寄贈され、今回の移築
にあたっては極力、元の部材を再用し復元することに努める
とともに、傷んだ部分のみを補修することで元の建物の雰囲
気や歴史的な価値を損なわないようにしています。



■写真は茶室から庭を見る



■写真は座敷



■写真は手水鉢にはもうバッタがいた?