植ちゃんの「金沢・いしかわに恋をしました!」

金沢に永住して金沢・石川が好きになりました!その魅力を紹介します。

金沢の桜2015(その17)兼六園⑧

2015-05-16 05:05:46 | 日記


金沢の観光スポット体験レポート その382(No.600)

◇金沢の桜2015(その17)兼六園⑧

15)菊桜(きくざくら)

日本武尊象の裏にある菊桜。





■写真は菊桜(撮影2015.5.2)





16)兼六園菊桜(けんろくえんきくざくら)

兼六園菊桜は2代目で45年くらいたっており、経過観察
中になっていてたぶん枯れてしまったのか?右側がかすか
に咲いていた。誠に残念ですが昨年の写真を交えて紹介し
ます。

先代の「兼六園菊桜」は、国の天然記念物であったが、昭
和45年(1970)に枯死しました。現在、兼六園に植えら
れている2本は、佐野籐右衛門さんらのご努力によって、
先代の枝から「接ぎ木」によって増殖されたものです。

菊桜は全国に30種あり、そのうち20種が北陸3県にあ
るとのこと。

■写真は兼六園菊桜(撮影:2015.4.25)







菊桜は八重桜の類で、花弁がおおむね70枚以上になるもの
を「菊桜」と呼ぶようで、石川県には、菊桜が特に多くて、
「気多白菊桜」「阿岸小菊桜」「火打谷菊桜」「名島桜」
「善正寺菊桜」「来迎寺菊桜」等の菊桜が知られている。
他の菊桜の多くは花弁数が200枚程度であるのに比べて
「兼六園菊桜」では250枚くらいあり、また、年とともに
多くなる傾向をもつということで、 先代では300枚くらい
になっていたという。

つぼみ時は濃紅色。咲きだすと外側の花弁が淡紅色で中心
部は濃紅色。満開時にはうすいピンク。散りぎはには白。
花が終わったときに、花弁が散るのではなく、花柄(かへ
い)ごとポロリと落ちることも特長とされている。

■写真は兼六園菊桜(撮影:2014.4.19-5.5)

次回掲載します。尾山神社菊桜は兼六園菊桜の接ぎ木を育
て移植したものです。ご覧ください。



17)カスミザクラ

桜の野生種の一種。花柄に短い毛が生えているためにケヤ
マザクラなどとも呼ばれる。命名の由来は遠くから見たこ
の樹の様子が霞のように見えることからきている。

場所は梅林より長谷坂方面に行ったところ。



■写真はカスミザクラ(撮影:2015.4.25)



18)ウコン桜

花弁に葉緑体をもつなど性質はギョイコウ(御衣黄)に似
ているが、色は緑色が弱く淡黄色である。数百品種あるサ
クラのうちで唯一、黄色の花を咲かせるサクラである。
場所は日本武尊象の裏



■写真はウコン桜(撮影:2015.4.25)



19)コシノヒガンザクラ

エドヒガンとオオヤマザクラが自然交雑して生じた。一方
の親はエドヒガンに間違いないが、もう一方はカスミザク
ラまたはキンマメザクラとする説もある。表面 は暗緑色で
光沢はなく、主脈上にのみ毛がある。裏面は淡緑色で全体
にまばらに毛があり、特に脈上に多い。花柄はほとんどな
く、小花柄は長さ1.7cm。

場所は日本武尊象の裏



■写真はコシノヒガンザクラ(撮影:2015.4.11)

○今年の兼六園の桜は⑧で完了します。撮影できたのはソ
メイヨシノを入れて21品種撮影できた。来年はさらに事
前調査を行いさらに多くの品種を撮影たい。

(つづく)