秋の金沢2015 ⑫ (No.699)
◇秋の金沢 ⑫ 寺島蔵人邸
寺島蔵人邸は敷地内に遺る家屋、土蔵、土塀および庭園が
江戸時代の中級武家屋敷の様子を伝えるものとして、昭和
49年(1974)3月金沢市指定文化財史跡となった。昭和
51年(1976)5月から寺島啓氏が一般公開を始められ、
同63年(1988)10月、氏のご厚意により土地・建物・伝
来の所蔵品を金沢市に寄付された。蔵人自筆の書画、遺愛
品のほか寺島家ゆかりの品々は平成6年(1994)4月金沢
市指定文化財歴史資料となった。
■写真は寺島蔵人邸門
◇乾泉庭
家屋の北側と東側には池泉回遊式の庭園が広がり、春はド
ウダンツツジの開花、初夏の新緑、秋の紅葉、冬の雪景色
と四季折々の姿をあらわします。池は水のない枯池で、庭
園の名称「乾泉」の由来となっています。
■写真は座敷からの紅葉
■写真は樹齢300年といわれる満天星つつじ
■写真は乾泉庭
◇四畳の間
文化5年(1808)寺島邸を訪れた浦上玉堂がここで琴を弾
いたと伝えられています。
■写真は四畳の間
(撮影:2015.11.21)
(つづく)