金沢の観光スポットレポート その640(No.978)
◇金沢の桜2017 その1 兼六園① カラミザクラ、椿寒桜
日本三名園のひとつで、桜の名木が多いことで知られており、ソメイヨシノやヤマザクラ、サトサクラ、ヒガンザクラ約410本の桜が園内を彩ります。
園内の桜の分布はヒガンザクラ約80本、ソメイヨシノ約200本、ヤマザクラ約40本、サトザクラ約50本、その他約50本となっている。(2013.3現在資料)
なかでも旭桜、兼六園熊谷桜、福桜、兼六園菊桜など名木が多く、松などの樹木、灯籠・石塔、池・曲水などの園内景観とのバランスに趣があり、ここ5年間撮影しています。
撮影タイミングや撮影技術向上をめざし連載しますのでご覧ください。
1)カラミザクラ(唐実桜)
中国原産で観賞用または果実を食用に植えられる。 幹はよく分枝し、高さ2~4mになる。樹幹から気根を出す。葉は互生し花弁は5~7枚で花柄は毛が密生する。果実は核果で、赤く熟す。兼六園の桜で唯一さくらんぼがなる。
この桜は兼六園では一番早く咲き、園内ではなく、お堀通りに面した石川門の斜め前の塔の近くにある。
■写真はカラミザクラ(3/24)
■写真はカラミザクラ(3/28)
2)椿寒桜(つばきかんざくら)
カンヒザクラとシナミザクラとの種間雑種と考えられています。愛媛県松山市に原木があり、広く栽培されている。花弁が内側に曲がるのが特徴です。樹形は盃状になり雄しべ、雌しべとも長くつき出る。椿の花のように見える。早春を飾る美しい花。俗称:雪割り桜で、春を告げる桜。
この桜は兼六園というより、兼六坂の中間道路脇にある。
■写真は椿寒桜(3/24)
■写真は椿寒桜(3/28)
(つづく)