石川の観光スポットレポート (No.1426)
◇北国街道・富樫館跡 中世の歴史に触れる- 1 ②旧北国街道
10月27日のボランティアガイド「まいどさん16期生」”よるまっし16会の勉強会で野々市市の「北国街道・富樫館跡 中世の歴史に触れる」に参加した。
〇水毛生(みもう)家住宅
水毛生家は、表構えは切妻妻入りとなる農家の形、内部の間取りは町屋の形となっている。通りに面するミセノの屋根は、江戸時代特有の、板葺屋根造りの緩い勾配になっている。野々市市指定文化財
■写真は水毛生家住宅
■写真は旧北国街道の住宅
〇道路元標碑
明治6年(1873)各府県庁所在地の主要道路に起点元標がたてられた。石川県の元標は尾張町に設置され、この起点を基準に県内各町村の距離が測定された。旧野々市村は大正9年(1920)、当時の役場があったこの地に建てられた。
■写真は道路元標
〇富樫館跡
富樫館は石川郡野々市町本町にある平城です。実際のところは守護所だったので、造りは居館だったはずです。となれば戦向きではなかったと思われます。
この城の築城年代は定かではありませんが、建武2年(1335年)に富樫高家が加賀国守護に任ぜられた際に野々市に守護所を設けて、そこに居住したと考えられるので、この富樫館もそのときに築かれたと思われます。
■写真は富樫館跡
勉強会の後の楽しみの一つは野町アパホテル「七草」でランチ会を開催した。
■写真はランチ税込み1,000円
□野々市市の富樫館の発掘ホームページ
参考資料:片岸恵治氏資料、インターネット(野々市市他)
撮影日:2018.10.29
(つづく)