金沢の観光スポットレポート(No.1704)
◇寺町寺院群文化財特別公開2019めぐり③ 真長寺
11月23日(土・祝)~24日(日)の2日間、金沢市寺町寺院群で文化財の特別公開が開催された。
金沢市内の寺社に保管されている貴重な寺宝を公開しようという企画で、今年で3回目となる。多くの人々にご覧いただくことにより、寺宝の価値をご理解いただき、保存にご協力いただくことを目的としている。
拝観料の一部は寺宝の保護・保全に役立る。これまで紹介されたことのない新しい金沢の魅力を、県内外に発信する。
〇稲荷山 真長寺(しんちょうじ 高野山真言宗)
慶長15年(1610)、元養宗順が香林坊橋辺りに寺地を拝領し堂宇をととのえ眞長寺と称した。その後、城内鎮守の稲荷社を預かったが、寛永16年(1639)、堂舎は松平伯耆守下屋敷の現在地に移座した。明治の神仏分離の際、稲荷社は泉野神社に移され、ご神体は残された。
宝暦12年(1762)隣家からの出火で付近269軒が焼失する大火があったが、境内の稲荷社は無事でした。稲荷社は金沢城内出火の折に預けられた社。類焼が免れたのは稲荷社の威光であるとして「真長寺稲荷霊異記」が伝えている。
住所:金沢市野町1-2-2
■写真は仏殿
〇寺宝 准胝(じゅんでい)観音像 特別御開帳
准胝観音は、六観音や七観音の一尊で、女性尊であることから七倶胝仏母・准胝仏母とも呼ばれる。除災・治病・延命・求児のご利益があると言われており、当寺では衣・食・住を与えてくださる仏として信仰されている。
■写真は寺宝准胝観音像(寺町寺院群文化財特別公開2019めぐりHPより)
■写真は特別体験「四国八十八か所お砂踏み」
◇寺町寺院群文化財特別公開2019めぐり⑥ 妙法寺
◇寺町寺院群文化財特別公開2019めぐり⑤ 西方寺
◇寺町寺院群文化財特別公開2019めぐり④ 承証寺
◇寺町寺院群文化財特別公開2019めぐり② 大蓮寺
◇寺町寺院群文化財特別公開2019めぐり① 雨宝院
(つづく)