金沢の観光スポットレポート(No.1810)
◇兼六園の椿2020-7 吹雪白玉、京唐子、唐椿
兼六園内には桜、梅、椿、松、モミジ、カエデなどの樹木が合計157種8,196本(2013年3月現在、生垣は除く)あり、その内椿は512本あるとされている。
2018年末より椿の取材を初めた。椿は品種が多く確定するのに難しいが、過去の資料や、インターネットその他の資料、金沢城・兼六園研究会のメンバーの協力も得て品種確定、場所確定、撮影できたものの25種を紹介します。今後とも確定や訂正を重ねていきたい。
19)フブキシラタマ(吹雪白玉)
産地:埼玉県。一重ラッパ咲き、筒しべ、中輪。
白地に紅色の吹き掛け絞りが入る。白玉(しらたま)の自然実生。
■写真は吹雪白玉(20203.28 - 4.6)
20)キョウカラコ(京唐子)
唐子咲き、大輪。紅・淡紅色縦小絞り。
花形が特徴でオシベが変化し旗弁となる。樹性は普通で中木、花付が良いため肥培がしやすい。
■写真は京唐子(2020.3.26 - 4.11)
21)トウツバキ(唐椿)
産地:中国雲南省、一重、大輪。
一重の花が咲くヤマトウツバキの園芸品種。葉は長楕円形で葉脈が著しくへこむ。
春、桃色から赤色の大輪の花が咲く。
■写真は唐椿(2020.4.4 - 11)
(つづく)