金沢の観光スポット体験レポート その204(No.348)
◇小立野丘陵北側寺院めぐり④ 瑞雲寺 献珠寺 高源院
まいどさん16期生の勉強会で小立野丘陵北側の寺院をめ
ぐった。
■写真は瑞雲寺山門
9)瑞雲寺(ずいうんじ)
曹洞宗瑞雲寺は宝円寺に隣接している。寛正6年(1465)
州山が越前府中(現武生市)にて建立。天正18年(1590)
三代蘭室が金沢に来た際、初代藩主利家の家臣寺西宗与が
開基となって木ノ新保に移る。明治19年(1866)現在地
に移る。金沢市保存樹に指定された赤松がある。
■写真は瑞雲寺本堂
10)献珠寺(けんじゅじ)
臨済宗献珠寺は慶安4年(1651)、加賀藩士・横山式部長治
の妻(海元院)が、母(献珠院)のために母の帰依僧遠山
を招き建立。献珠院は初代利家の娘・肅姫の娘にあたること
に因んでの命名である。無住の時代を経て元禄(1688-1704)
末年、妙心寺の嵩山を招き臨済宗に復した。
■写真は献珠寺
11)高源院(こうげんいん)
曹洞宗高源院は開山の春尭和尚が初代利家の息女・福姫の
縁類となったことを感謝して寛永18年(1641)、大豆田に
建立。福姫の戒名より高源院と称した。万治2年(1659)当
地に移転。金沢西国29番の霊所。毎年7月1日には「一ツ灸」
が執行される。
■写真は高源院
12)馬坂
宝町と天神町を結ぶ坂。昔、小立野と田井村を往復する農夫
が使った馬道である。坂の途中には不動尊が鎮座している。
■写真は馬坂