金沢の観光スポット体験レポート その203(No.347)
◇小立野丘陵北側寺院めぐり③ 宝円寺
まいどさん16期生の勉強会で小立野丘陵北側の寺院をめ
ぐった。
■写真は宝円寺山門
8)宝円寺(ほうえんじ)
曹洞宗護国山宝円寺は前田利家が建てた前田家の菩提寺で、
もともと福井県武生市にあったが前田利家が金沢に移った
天正11年(1583)に大透和尚を金沢へ招き、護国山宝円
寺を新たに建立した。宝円寺には藩主一族の位牌が安置さ
れており、利家の自画像と髪を納めた御髪堂がある。墓場
は本堂の100mほど後方にある。
■写真は宝円寺本堂
■写真は宝円寺本堂屋根の梅鉢紋
■写真は宝円寺地蔵
その後宝円寺は藩公から毎年二百二十余石の供養米を寄進
されるまでとなり、前田藩累代の菩提寺となり、曹洞宗全
寺院の触頭とせられた。当初の寺地は、今の兼六園東隅で
あったが、元和6年(1620)現在地11,600坪の替地を賜り
移転し、華麗なる伽藍建ち並ぶその様は誠に人の目を驚か
せた。
宝暦9年(1759)の大火で類焼し、同12年復興した。明治
元年(1868)2月28日、不幸にも寺内からの失火にて再び
全伽藍を失い、今の本堂と庫裏を造営し現在に至る。
平成24年8月13日付にて、宝円寺山門及び築地塀一棟、宝
円寺庫裡一棟、宝円寺本堂一棟が、国の登録有形文化財に
指定された。
■写真は宝円寺細野燕台の墓
□御影堂と御髪堂
秀吉の死後、慶長4年(1599)2月利家が家康を伏見の城
に訪れる際、万一を思い宝円寺象山和尚に「画像と髪」を
託し、後に地中深くうめさせたという。
■写真は宝円寺御影堂と御髪堂
■写真は宝円寺代々住職の墓
■写真は宝円寺俵屋宗達の墓
宝円寺ホームペジ
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