
金沢の観光スポットレポート その1045(No.1483)
◇金沢の冬-23 雪の県立歴史博物館、金城霊澤ほか
■写真は県立美術館


■写真は工事中の東京美術工芸館

○石川県歴史博物館の概況
石川県立歴史博物館の赤レンガ建物3棟はかつて陸軍兵器庫、戦後は金沢美術工芸大学に使用されていた。昭和61年(1986)年石川県立郷土資料館(金沢市広坂)が本多の森公園(金沢市出羽町)の赤レンガ建
物3棟に移転し、石川県立歴史博物館として開館した。2015年4月には加賀本多博物館が第3棟に移転リニューアルオープンした。
歴史的建造物の保存と博物館としての再利用が評価され、平成2年(199)には国の重要文化財に指定され、翌年には日本建築学会賞も受賞している。






■写真は県立歴史博物館


〇金城霊澤(きんじょうれいたく)
兼六園に隣接する金澤神社のそば、大きな四阿風の建物がある。「金城霊澤」の額が掲げられており、屋根の天井には小さいながらも竜の絵が描かれている。そしてこの建物の下から滾々と水が湧き出ている。これが金沢の地名の由来となった金城霊澤である。
金城霊澤は加賀藩12代藩主の前田斉広(なりなが)がこの地に竹沢御殿を建てた時に整備されたものであるが、水源地としては相当昔から湧いていたものであり、金沢のもう1つの発祥の伝説となる、芋掘り藤五郎とも大いに関係している。この水源こそが、藤五郎が掘った芋を洗った場所であり、大量の砂金が取れた場所であるとされている。それ故にこの地は「金洗い沢」と呼ばれるようになり、それが転じて金沢の名称となったとも言われている。


■写真は金城霊澤

■写真は鳳凰山
(つづく)
■撮影日:2019.1.27