金沢の観光スポットレポート その1049(No.1487)
◇金沢の冬-26 雪の寺町① 雨宝院、成学寺ほか
今年は雪が少ないほうで、2月10日明け方から降り始め自宅付近では約6センチくらいの積雪があり、にし茶屋街、寺町を巡ってみた。最高気温3度と寒かった。
○雨宝院(うほういん)
千日山雨宝院は高野山真言宗のお寺で、天平8年(736)白山開山の泰澄大師が創建。その後文禄4年(1595)雄勢上人より再興。享保18年(1733)焼失。改築後大正11年(1922)に犀川の洪水で流失。昭和21年(1946)室生犀星などの寄付で復旧。金比羅大権現を本尊にしています。室生犀星が雨宝院の住職の養子になって幼少を過ごしたところ。
■写真は雨宝院
○寺町寺院群概要
寺町寺院群は、石川県金沢市寺町、野町にある寺院の総称である。藩政期に一向一揆に対する防衛策として、犀川流域にあたるこの地に寺院が集められた。忍者寺として知られる妙立寺を始め、70近くの寺院が立ち並び、市内の三つの寺院群の中で最大規模である。寺町、野町、弥生の各一部、22.0ヘクタールが「金沢市寺町台伝統的建造物群保存地区」の名称で国の重要伝統的建造物群保存地区として選定(2012年)されている。
■写真は犀川大橋
■写真は成学寺
■写真は山門手前にある風神、雷神
○芭蕉句碑
宝暦5年(1755)芭蕉翁追悼のため俳人堀麦水とその門人らが建てた。「あかあかと日はつれなくも秋の風」の句が刻まれている。
■写真は本堂と芭蕉句碑
■写真は今夏会館予定の谷口吉郎・吉生記念金沢建築館
■写真は大円寺の蝋梅
(つづく)
■撮影日:2019.2.10