植ちゃんの「金沢・いしかわに恋をしました!」

金沢に永住して金沢・石川が好きになりました!その魅力を紹介します。

長谷山観音院の「四万六千日」金沢市

2018-08-31 04:33:49 | 日記


金沢の観光スポットレポート その955(No.1367)

◇長谷山観音院の「四万六千日」金沢市

観音院では藩政期から続く 「四万六千日」の行事が有名です。旧暦の7月9日(今年は8月19日)に行われており、この日は観音様の功徳日として朝から晩まで大勢の参拝者でにぎわいます。



■写真は東山観音通り


 
この日は観音院の御本尊、木造十一面観音が御開帳され、お参りすると四万六千日分の御利益があるとされています。さらに祈願されたとうもろこしを受けて帰ると商売繁盛や健康に過ごすことが出来るご利益があるとされ、多くの方が求められます。また、1升枡にお米が4万六千粒入るから四万六千日だという説もあるそうです。





東京浅草寺ではこの四万六千日の日には、ほおずき市や縁日が行われます。ほおずきは生薬として利用され、平安時代より鎮咳や解熱、利尿作用や咳、発熱、のどの痛みやむくみなどに効果があるとされてきました。

■写真は参道と六地蔵



観音院には御本尊木造十一面観音の他にも多門天像と持国天像がまつられ、この二点は金沢市指定文化財となっています。
本堂には御本尊木造十一面観音がこの日のみご開帳され、この他17体の仏像と掛け軸が展示されていました。残念ながら撮影禁止でした。



□長谷山 観音院

卯辰山入口にある観音院は1200年の歴史をほこる御本尊木造十一面観菩薩をまつり、金沢の発詳にちなむ「芋掘り籐五郎」伝説として有名な歴史的由緒をもっています。

また、加賀藩三代藩主前田利常公の正室珠姫様が観音様を篤く信仰され、社殿を寄進したとされています。御本尊のまつられている厨子には珠姫様が徳川家よりお輿入れされた証の葵の紋と前田家の梅鉢の紋の二つの紋を残されています。その後、前田利常公が境内伽藍を整備し、観音院は加賀藩前田家の安産祈願・お宮参りなどの祈祷所となったものです。
それからは、大和、鎌倉と並び、加賀の長谷観音とうたわれ今日まで多くの信仰を集めています。





■写真は本堂と参拝の列





■写真はとうもろこし



■写真は参道の行灯

撮影:2018.8.19

(つづく)


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