金沢の観光スポットレポート その560(No.854)
◇金沢まちなか彫刻見て歩き ⑬ 白鳥路Ⅲ
金沢市内中心部には多くの彫刻やオブジェがある。今回は「金沢ま
ちなか彫刻見て歩きマップ」資料により巡り、途中にあるオブジェ
も紹介します。
金沢市は市民がアートを感じ、潤いと安らぎ、魅力にあふれ、賑わ
いのある都市空間を創出していくため、パブリックアートとしての
まちなか彫刻の設置を推進している。
34)寛ろぎ 吉田 鎮雄 作
35)三文豪像 (mapNo.31)
(1)室生犀星像 米林 勝二 昭和59年 作
室生犀星(本名: 照道(てるみち)明治22年(1889)8月1日
金沢市千日町生まれ。昭和37年(1962)3月26日没。詩人・
小説家。別号に「魚眠洞」。
姓の平仮名表記は、「むろう」が一般的であるが、犀星自身
が「むろう」「むろお」の双方の署名を用いていたため、現
在も表記が統一されていない。室生犀星記念館は「むろお」
を正式とするが「むろお」への変更を強制するものではない
としている。
(2)泉鏡花像 得能 節朗 昭和59年 作
泉鏡花(本名鏡太郎(きょうたろう)明治6年(1873)11月
4日金沢市下新町生れ。 昭和14年(1939)9月7日没。小説家。
明治後期から昭和初期にかけて活躍した。小説の他に戯曲や
俳句も手がけた。
尾崎紅葉に師事した。「夜行巡査」「外科室」で評価を得、
「高野聖」で人気作家になる。江戸文芸の影響を深くうけた
怪奇趣味と特有のロマンティシズムで知られる。また近代に
おける幻想文学の先駆者としても評価される。
(3)徳田秋声像 山瀬 喜吾 昭和60年 作
徳田秋声(本名末雄)明治4年(1872)金沢市横山町生れ。昭
和18年(1943)11月18日没。 小説家。
尾崎紅葉の門に入る。自然主義文学の代表的作家として活躍、
大正中期以後は心境小説に秀作「黴」「あらくれ」「仮装人物」
「縮図」などを残した。
(つづく)