かねうりきちじの横浜・喫茶店めぐり

珈琲歴四十年の中の人が、珈琲豆荷揚げ量日本一を誇る横浜港のある町の喫茶店でタンザニア産コーヒーを飲み歩きます

H.H.シェイク・モハメド殿下の情熱

2011年05月30日 | 旧ブログ記事(競馬関係)
 昨日のダービーデイ。

 もちろんどの馬がダービーを勝つのかは、その国の競馬ファンのみならず、ホースマンの最大の関心事です。

 けれども、多くの競馬ファンが関心を寄せていたことが2つあったと思います。

 ひとつは世界最高峰のジョッキーのひとり、フランキーことランフランコ・デットーリ騎手がスポット参戦すること。

 もうひとつはデボネアの馬主、H.H.シェイク・モハメド殿下が東京競馬場に来場されること。

 もちろん、kaneurikichiji も。

 フランキーの騎乗はとても素晴らしかったです。

 日本で最大のサラブレッド生産者であり、馬主でもある吉田照哉さんは「デットーリ騎手が乗ると、他の騎手と5馬身違う」といったそうですが、本当にそんな感じでした。

 でも、馬が昨日のような不良馬場を苦手にしていると、いかにフランキーとはいえどうにもならなかったようです。

 ダービーではモハメド殿下のデボネアに騎乗していましたが、残念ながら12着でした。

 そして、モハメド殿下。

 UAE(アラブ首長国連邦)の副大統領ですし、ドバイの首長ですから、さすがにパドックに出てこないのでは?と思っていましたが、パドックの中まで来られていました。

 パドックでは雨でも傘をさせないので、多くの馬主さんは屋根の下で愛馬を眺めていました。

 しかし、殿下は雨に濡れながらパドックの中央でずっと愛馬を見つめたり、他のホースマンと談笑しておられました。

 競馬に対する情熱はよほどのものなのでしょう(でも、昔、人生の中で競馬が占める割合は1%とおっしゃっていましたが)

 1口馬主ですが、kaneurikichiji も殿下のような情熱を持って、これから競馬に接していきたいと思います。

 殿下のダービー後のコメント
 「私は競馬を心から楽しんでいます。日本以外でもたくさんの国で馬を所有していますが、日本でも所有したいとずっと思っていました。その国で馬を持ち、日本ダービーに出る意義は大きいです。今回、愛馬が日本ダービーに出走することになり、ようやく来日することができました。日本ダービーを観戦し、東京競馬場の雰囲気、そしてダービーを応援するファンの大歓声に感銘を受けました。私はホースマンであり、競馬とは何かを知っています。レースの結果がどうなるのかは、誰にもわかりません。でも、勝つことを夢見るのが競馬なのです。今年ダメなら、また来年、そしてまた次の年へと夢が続くのです。いつも夢を持てるのが競馬です。来年もぜひ戻ってきたいと思います」


 中央の紫のネクタイをされているのがモハメド殿下。

 フランキーとデボネア
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2 コメント

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自分もテレビで見ていましたが、パドックで雨に打たれながらもデボネアを見守り続ける殿下にちょっと鳥肌が立ちました。 (ポポ)
2011-06-01 01:14:01
馬に対する姿勢や情熱、相当なものですよね。
自分も見習わせていただきたいです!
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ポポさん、いつもありがとうございます。 (kaneurikichiji)
2011-06-01 21:03:30
モハメド殿下の情熱、感動的です。

が、そんな馬主さんばかりではないのが現実で。

パドックに傘をさして出ようとする馬主さんがいて、目が点になりました。

さすがに、職員に耳打ちされて後ろに引っ込みましたが。

当然kaneurikichiji と相棒は、パドック外でしたが雨合羽でした。


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