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春風にのって歩いてみれば・・・

血糖値を下げるべくお散歩を日課としているボクは、デジカメを首からぶら下げて気の向くままにぶらぶらり~ 行き会う人あれば、 こんにちは~ の挨拶を交わし、毎日ただただ歩き回るご近所散策の昼下がりなのだ。

ここ数日の南風で木の芽が開きかけている。
おいおい、まだ少し早いんじゃないか!
まぁいい、好きにしたらいい。

今日のお散歩コースは、いつもと違ってとにかく脇道、路地に拘ってみた。 曲がり角、分かれ道があれば必ず折れてみた。 基本的には右を選んで進んでみた。 行き止まりの道があったり、線香の匂いに誘われて初めての墓地も歩いてみた。 そして知らずの内に住宅地を抜けて、更に未舗装路を往くと、ボクは雑木の林の中を歩いていた。 そこは車が1台ようやく通れるくらいの細い道、 『こんなに近所にこんな砂利道があったなんて知らなかったなぁ~』 ボクは散歩を始めるようになってからというもの、ぶつぶつと独り言を口にするようになっている。 然してR5程度の曲がりくねった林の中のその道を200メートル程進むと、徐に視界が開け広場になった。 そしてその先には、何と一軒家があったりするからまたまた驚いてしまう。

広場の周りだけは雑木がない。 伐採の後らしい・・・

そこには、径50cm程の楢と椚と桜が数本横たわっていて、それらは皆既に腐朽菌まみれで土に帰ろうと準備が済んでしまっているようだった。 1年前なら喉から手が出るほど欲しい丸太だった。 『勿体ねぇ~』 と、またまた独り言を呟きながら奥へ踏み入ってみれば、そこには伐ったばかりの丸太がキレイに積み上げられて放置?されていた。 『おおー、これはケヤキかなぁ~ 何でこれだけは新しいんだろな!』 傍らの切株は2つだけ、この2本分だけの真新しい丸太は林の中で浮いた存在だ。 明らかに他の朽ちかけた丸太とは違うし、キレイに切り揃えてあるのもこの丸太だけで、それがとても不自然だし、だからやけに目立つし、とても気になってしまう。

この丸太、 『欲しいなぁ~』

数分後ボクは一軒家の呼び鈴を鳴らしていた。 3匹の三毛猫が遠巻きに怪しき不審者であるボクを睨みつけていたけど気にしない。 犬じゃなくて良かったと思った。
目の前には木製の格子戸で厳かな玄関引戸がある。 30秒くらい待っただろうか応答は無い。 人の気配は確かにあるのだ。 もう一度ベルを鳴らしてみる。 すると玄関ではなく縁側の掃き出し窓が開いたようだ。 怪訝そうにお婆さんがこちらの様子を伺っている。 怪しい奴の言う決まり文句、 『怪しい者ではありません』 それだけは決して言うまい。 『こんにちは~』 勤めて明るく・・・

糖尿病のお散歩は・・・
時に嬉しい土産をボクに持たせてくれるようだ。



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