名古屋市野鳥観察館は、新型コロナウイルス感染拡大防止の対策をして開館しています。
来館時には、マスクの着用等のご協力をお願いします。
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藤前干潟
今日の干潮時間 6時48分 潮位275cm
今日の満潮時間12時48分 潮位 60cm
大潮の日曜日の今日、早朝は青空が出でいましたが潮が引き始める頃には薄曇りの天気になりました。
大潮と言っても、春から夏頃の中潮の潮位くらいまでしか潮が引きません。
まだ干潟が干出する前にはオオバンが3羽観察できた他、シマアジの姿も多く、30羽以上が確認できました。
シマアジは今日のブログの写真の中にも時々写っているので探してみてください。
まだ干潟が干出するには早い時間でしたがハマシギの飛翔も頻繁に見られました。
ハマシギは昨日とほぼ変わらない600羽以上が飛来しています。
そして昨日は2羽しか確認できていなかったオオソリハシシギが5羽になりました。
オオソリハシシギは3羽増えましたが、オグロシギは今日も確認できませんでした。
干潟が干出するのを待ちきれないのか、次々とシギ達が集まってきます。
アオアシシギも次々と集まってきて全部で15羽確認できました。
干潟が干出し始めるとソリハシシギが一番に干潟に舞い降りました。
10月の中旬を過ぎ、ソリハシシギはずいぶん減って今日は2羽しか確認できていません。
ソリハシシギの次にはシロチドリの群れがやってきました。
昭和50年代には1,000羽以上シロチドリが観察できていましたが、近年は1/10以下の飛来数に減っています。しかし、今日はここ最近では多い、75羽の飛来を確認できました。
シロチドリに続いて、ハマシギの群れも干潟に移動してきました。
この時期に観察できるハマシギは南に向かう個体が多く、藤前干潟では11月頃に南に向かう個体と藤前干潟で冬を越す個体が同時期に重なると1、000羽を超えてきます。
オオソリハシシギも餌を探し始めました。
まだひたひたの干潟にハマシギもどんどん進出。
カモたちの中には、だいぶ換羽が進み、生殖羽になってきた個体が見られるようになってきました。上の写真のオナガガモの雄もだいぶきれいになってきています。
今はエクリプス(非生殖羽)や幼羽の個体が多く、カモの種の識別が難しいですが、これから雄の多くは色のついた鮮やかな生殖羽に換羽し、識別がしやすくなり、カモの観察が楽しくなってくるはずです。
今日観察できたシギ・チドリは、シロチドリ75、ダイゼン3、トウネン6、ハマシギ650、アオアシシギ14、ソリハシシギ2、オオソリハシシギ5 でした。
明日の月曜日は野鳥観察館の休館日です。
月曜日の満潮時間 7時34分 潮位267cm
月曜日の干潮時間13時25分 潮位 80cm
火曜日の満潮時間 8時20分 潮位252cm
火曜日の干潮時間14時00分 潮位102cm