観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

愛鳥週間イベント1日目

2021-05-08 22:57:28 | 春の藤前干潟

【来館時のお願い】

名古屋市野鳥観察館は、新型コロナウイルス感染拡大防止の対策をして開館しています。

来館時には、マスクの着用等のご協力をお願いします。

詳細はこちらをご覧ください。

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藤前干潟

今日の満潮時間 4時09分 潮位212cm

今日の干潮時間10時16分 潮位 69cm

 

5月の連休も終わって、春のシギ・チドリの渡りも最盛期に入りました。

今日は尾張野鳥の会および名古屋鳥類調査会の月例の調査を行いました。

今日も、干潟が干出し始めると、黒いお腹の夏羽に換羽したハマシギが群れで飛来してきます。

渡り前半では、まだ飛来していなかった、キアシシギの姿も見えます。

次々とシギ達が集まって、干潟は賑やかになっていきます。

 

シギ・チドリの群れが集まってきたころ、前月の調査でも確認したチュウヒの幼鳥がまた干潟に飛来しました。

チュウヒが飛来してくると干潟に居たシギ・チドリ達は一斉に飛び立ち逃げ回りますが、チュウヒが導流堤に向かうと再びシギの群れは干潟に戻ってきました。

オオソリハシシギは今日のカウントで23羽確カウントされ、赤い夏羽の雄は4羽確認できました。

先ほどのキアシシギと同じく春の渡り後半に多く飛来するソリハシシギも数が増えてきました。

そして、キアシシギやソリハシシギと同じく後半に飛来数が増える赤い夏羽のトウネンも増えてきています。

トウネンよりも早く藤前干潟を去っていくハマシギが残っているうちに、トウネンもさらに飛来数を増やしてくれると、春のシギ・チドリの渡りが賑やかになってくれると思います。

ダイゼンも夏羽になったものが多いです。

アオアシシギの姿もありました。

さらに、今日は久しぶりにオグロシギを1羽確認しました。

オオソリハシシギとよく似ていて紛らわしいですが、分からない時はしばらく観察を続けると黒い尾羽を確認できると思います。

 

そして、今日は愛鳥週間イベント1日目でした。

午前中は渡り鳥調査隊、午後はミニデコイ塗りを実施しました。

午前中の渡り鳥調査隊は外へ観察・調査へ出かけました。

黄砂のせいなのか、薄曇りのようなはっきりしないお天気でしたが、暑くもなく、寒くもなく、気持ちよく過ごせました。

近くには、キアシシギ、イソシギ、チュウシャクシギ、コサギ、カワウ、スズガモなどを観察できました。

今日の渡り鳥調査隊では22種類ほどの野鳥を観察することができました。

午後からのミニデコイ塗りには多くの方に参加いただきました。

密な状況を防ぐため、玄関前のスペースにも机を設置し、ここで塗ってもらいました。

たくさんの美しい鳥ができあがりました。

この他、小学生以下を対象としたペーパーキャップづくりや、野鳥ビンゴゲームにも多くの参加をいただきました。

今日、参加いただいたみなさん、ありがとうございました。

明日は愛鳥週間イベント2日目です。

明日も感染症対策に留意しつつ、実施していきます。

 

 

今日の尾張野鳥の会・名古屋鳥類調査会の月例調査でカウントできた主な野鳥 カンムリカイツブリ5、カワウ432、ダイサギ49、コサギ11、カラシラサギ1、アオサギ21、マガモ3、カルガモ17、コガモ67、ヒドリガモ5、オナガガモ1、シマアジ3、ホシハジロ1、キンクロハジロ18、スズガモ243、ミサゴ6、トビ1、チュウヒ1、ヒクイナ1、コチドリ7、メダイチドリ8、ダイゼン37、トウネン87、ハマシギ1,341、オバシギ2、アカアシシギ1、コアオアシシギ3、アオアシシギ44、キアシシギ52、イソシギ10、ソリハシシギ7、オグロシギ1、オオソリハシシギ23、チュウシャクシギ76、タシギ1、オオハシシギ1、コアジサシ19 

他 計52種、2,734羽

 

明日の満潮時間 4時37分 潮位219cm

明日の干潮時間10時48分 潮位 52cm


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