観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

ソリハシシギの飛翔

2020-07-23 19:45:19 | 夏の藤前干潟

【来館時のお願い】

名古屋市野鳥観察館は、新型コロナウイルス感染拡大防止の対策をして開館しています。

来館時には、マスクの着用等のご協力をお願いします。

詳細はこちらをご覧ください。

----------------------------------------------------

藤前干潟

今日の満潮時間 7時10分 潮位246cm

今日の干潮時間13時53分 潮位 21cm

 

4連休の初日は曇り空。

月曜日、火曜日ほどの暑さではありませんでしたが、蒸し暑く、時折ぱらっと雨が降りました。

そんな中でも、今日もお子さん連れの来館がありました。

 

今日は野鳥観察館前の草刈りが行われ、その後にはムクドリやドバトが餌を探しに来ていました。

芝生の上の黒い点々がムクドリ↓。

そして、今日の庄内川河口の干潟では、ソリハシシギ17羽を観察できました。

昼間は干潟の縁を走っていたり、干潟に集まって休んでいる姿も見られましたが、干潟が小さくなってきていた閉館直後に見てみると群れで右に左に飛び回っていました。

右へ↓。

左へ↓。

 

今日観察できた主な野鳥 カワウ1,040、ササゴイ1、ダイサギ17、コサギ2、アオサギ34、マガモ15、カルガモ123、ホシハジロ1、キンクロハジロ1、スズガモ24、ミサゴ6、トビ1、イソシギ1、ソリハシシギ17、ウミネコ164、コアジサシ3

 

明日の満潮時間 7時57分 潮位241cm

明日の干潮時間14時33分 潮位 33cm

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

はりきって準備中

2020-07-22 23:45:45 | 夏の藤前干潟

【来館時のお願い】

名古屋市野鳥観察館は、新型コロナウイルス感染拡大防止の対策をして開館しています。

来館時には、マスクの着用等のご協力をお願いします。

詳細はこちらをご覧ください。

----------------------------------------------------

藤前干潟

今日の満潮時間 6時26分 潮位245cm

今日の干潮時間13時12分 潮位 17cm

 

今日も小学生たちの来館がありました。

中には、ポスターに鳥を描くために、熱心に野鳥観察をしていた小学生もいました。

夏休みですね。

また、コアジサシを見に来た方もいて、ちょうどコアジサシが飛ぶ姿を見てもらえ、大変に感動してみえたので、嬉しかったです。

今日は、5~6羽のコアジサシが餌はとるのはもちろん、干潟で休んでいるのも見られたそうです。巣立って移動してきたコアジサシでしょうか。

 

さて、以前もご紹介したとおり、夏休みには藤前干潟ふれあい事業のイベントが開催されます↓。

藤前干潟ふれあい事業実行委員会が夏休みに行うイベント(名古屋市HP)

昨日は、「干潟体験」が早速開催され、とても暑い中でしたが、子どもたちが干潟の生きもの観察を楽しんでいました。

そして、他のイベントの準備も、着々と進めています。

今日はその中の8月13日に開催する「干潟を音であそぼ」のご案内です。

 

「干潟を音であそぼ」は、小学生対象(保護者同伴)のイベント。

藤前干潟の生きもののお話とともに、講師であるパーカッショニストの本多”taco-bow”正典さんと一緒に音楽を楽しみます。

→詳細はこちらのチラシ(名古屋市HP・PDF)

※2017年の様子はこちら(環境省AR日記(2017年8月29日)2017年8月22日の日記)。

過去にも何度も開催してきた「干潟を音であそぼ」ですが、今年は内容に「タイココミュニケーション」を初めて組み込みます。

これは、昨年実施した一般向けのイベント「音カフェ」で大盛況だったもので、タイコをたたきながら、講師のtacobowさんや他の参加者と音を鳴らしあいます。みんなと一緒にタイコを叩いていると次第に一体感を感じられると思います。

さらには、今回の「干潟を音であそぼ」も楽器を作成し、それを使って演奏もします。今年作るのはコレ↓。ウインドチャイムネックレスです。干潟の貝がらとヨシで作りますよ。

 

「干潟を音であそぼ」は、今まで打ち合わせや準備を念入りに行ってきています。

4月と5月は、講師のtacobowさんとオンラインで打ち合わせしました。私にとっては初めてのオンラインミーティングでした。

6月にはやっと対面で打ち合わせができました。イベント内で作る楽器を考えているところです↓。

そして、現在は、楽器の材料作りの真っただ中です。

さらに今後は、tacobowさんたちと細かい打ち合わせをして、開催日まで準備を続けます。

tacobowさんはもちろんですが、毎回多くの方に協力をいただくイベントで、とても中身の濃い内容になる予定です。

ぜひ、ご参加ください。申込みお待ちしています。→詳細はこちらのチラシ(名古屋市HP・PDF)

※新型コロナウイルス感染防止のため、参加人数を例年より少なくするなどして実施します。

※参加される際はマスクの着用をお願いします。また、体調が優れない場合は、参加をお控えください。

 

明日の満潮時間 7時10分 潮位246cm

明日の干潮時間13時53分 潮位 21cm

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

暑さ到来

2020-07-21 20:11:08 | 夏の藤前干潟

【来館時のお願い】

名古屋市野鳥観察館は、新型コロナウイルス感染拡大防止の対策をして開館しています。

来館時には、マスクの着用等のご協力をお願いします。

詳細はこちらをご覧ください。

----------------------------------------------------

藤前干潟

今日の干潮時間12時32分 潮位 19cm

今日満潮時間19時07分 潮位257cm

 

今日から名古屋市の小中学校は夏休みに入り、野鳥観察館を訪れる小学生もいました。

今年は例年とはかなり違った夏休みになると思いますが、充実した日々が送れると良いです。

 

しかし、昨日、今日は暑かったですね。どちらも最高気温が35度まであとちょっとというところだったようです。

今までは雨続きでどちらかと言えば気温は低いと感じていたので、急にこんなに気温が上がってびっくりです。

野鳥観察館では、今日、よしずを早速とりつけました。

その最中、植物の葉の上に小指の先ほどの大きさのカマキリをみつけました。

夏とカマキリ・・・。わかっていただける方もいるのではないかなと思いますが、小学生のときの国語の教科書に載っていた詩を思い出しました。

 

 

こちらは、昨日、藤前活動センターの園地の東屋のベンチで口を開けて休むカラス↓。

カラスもさすがに暑かったようです。

昨日はちょうど正午頃の干潮時間に合わせて名古屋市の鳥類調査のために藤前海岸に行ったところ、干潟は広がっていて、ウミネコやカルガモ、ダイサギなどが集まっていましたが、堤防の上はとにかく暑かったです。

ウミネコの群れ↓。

今年生まれではないですが、まだ若いウミネコ↓。

コアジサシが何回も狩りをしている姿も見られました。

 

新型コロナウイルスの広がりが心配な状況になってきましたが、熱中症にもお気をつけください。

 

明日満潮時間 6時26分 潮位245cm

明日の干潮時間13時12分 潮位 17cm

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

藤前干潟の鳥類調査

2020-07-19 17:12:48 | 夏の藤前干潟

【来館時のお願い】

名古屋市野鳥観察館は、新型コロナウイルス感染拡大防止の対策をして開館しています。

来館時には、マスクの着用等のご協力をお願いします。

詳細はこちらをご覧ください。

----------------------------------------------------

藤前干潟

今日の干潮時間11時08分 潮位 38cm

今日満潮時間17時50分 潮位242cm

 

今日は、名古屋鳥類調査会、尾張野鳥の会合同の7月の定例鳥類調査が行われました。

蒸し暑い中、調査に出掛けましたが、残念ながらソリハシシギは全地区で確認できなかったそうです。

秋の渡りの本格的な始まりはもう少し先です。

 

そして、その調査の後は、環境省中部地方環境事務所が平成21年度から昨年度まで行った藤前干潟の鳥類調査についての報告会が開催されました。

参加対象者は、この調査の調査員として参加していた名古屋鳥類調査会、尾張野鳥の会のメンバーなどで、過去10年余りの鳥類の変遷を振り返り、干潟の状況について意見などを交わしました。

今後、干潟の状況が悪くならないようにと思っています。

 

また、鳥類図鑑のご紹介です。

7月初めに文一総合出版より、「フィールド図鑑 日本の野鳥 第2版」が発売されました。

初版(右側)とは全く違う表紙で、第2版(左側)はサンコウチョウが大きく描かれた表紙となっています。

他に初版と異なるのは主に以下だそうです。

・軽量紙を使用しており、初版より160g軽くなり(初版:680g→第2版:520g)、携帯性が向上したこと。

・初版より200点以上のイラストが差し替え・追加され、よりフィールドでより使いやすくなっていること。

・引き出し線で部位を示し、識別点をわかりやすく解説していること。

本の厚さはほとんど変わらないのに、実際に持つと軽くなっていることに驚きました。

また、初版も言えることですが、この図鑑には、その鳥の主な生息環境が分かるカットがところどころに入っているのがすてきなところだと改めて感じました。

また、表紙のサンコウチョウの絵をプリントしたオリジナルトートバックが応募者全員にプレゼントされるそうです(応募締め切りは2020年12月31日(当日消印有効))。

 

興味を持たれた方は、野鳥観察館に見本がありますので、スタッフまで声をお掛けください。

 

 

今日の名古屋鳥類調査会および尾張野鳥の会合同の藤前干潟周辺調査でカウントされた主な野鳥 カンムリカイツブリ1、カワウ1,100、ササゴイ5、ダイサギ62、コサギ18、アオサギ88、マガモ23、カルガモ261、コガモ2、ヒドリガモ1、キンクロハジロ1、スズガモ22、ミサゴ4、シロチドリ2、ケリ11、アオアシシギ8、イソシギ9、ウミネコ87、コアジサシ4 他 30種、1,984羽

 

※明日は休館日です。

明日の干潮時間11時50分 潮位 27cm

明日満潮時間18時29分 潮位251cm

 

明後日の干潮時間12時32分 潮位 19cm

明後日満潮時間19時07分 潮位257cm

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

7月の渡り鳥調査隊を実施しました。

2020-07-18 22:58:42 | 夏の藤前干潟

【来館時のお願い】

名古屋市野鳥観察館は、新型コロナウイルス感染拡大防止の対策をして開館しています。

来館時には、マスクの着用等のご協力をお願いします。

詳細はこちらをご覧ください。

----------------------------------------------------

藤前干潟

今日の干潮時間10時24分 潮位 52cm

今日満潮時間17時09分 潮位230cm

 

今日は7月の渡り鳥調査隊を行いましたが、午前中は雨でした。

できれば外で観察および調査の体験を行いたかったですが、ほぼ館内で実施しました。

今日は小学生がたくさん参加してくれましたし、みんな熱心に観察し、種ごとの数を数えてくれて嬉しく思いました。

観察と調査の時間が終わる11時半頃に雨がやっと上がったので、少しの時間でしたが野鳥観察館の前に出て、護岸の岩場で魚を狙うササゴイを観察できました。

その後、みんなでみつけて数えた鳥を発表しあいました。一番多いカワウもしっかり数えてくれました。

 

ほぼ館内の渡り鳥調査隊でしたが、その分集中して観察、カウントをしてもらえたようで(望遠鏡が一人一台ずつあること、座って観察できること、スタッフの声がよく届くことなどから)、その点は良かったと思います。

また、夏鳥であるコアジサシやササゴイも見てもらえてスタッフとしては嬉しく思っています。

参加いただいたみなさん、ありがとうございました。

次回の渡り鳥調査隊は8月29日(土)に実施します。→詳細はこちら(PDF)をご確認ください。

名古屋市内の小中学校はもう夏休みが終わっていると思いますが、ご参加お待ちしています。

もちろん大人の方も歓迎です。

 

そして、今日の渡り鳥調査隊でも見られたササゴイですが、7月16日には4羽を護岸で観察できたそうで、様々な姿を見せてくれていました。

飛び上がった瞬間、冠羽が逆立ったササゴイ↓。何かを警戒していたのでしょうか。

魚を捕らえているところも見られました。

また、稲永公園の木にとまっているササゴイも観察されたそうです。

頭カキカキ↓。

(※ササゴイの写真は来館者の方に提供いただきました。)

 

今日の渡り鳥調査隊などで観察できた主な野鳥 カワウ687、ササゴイ1、ダイサギ14、コサギ2、アオサギ32、マガモ10、カルガモ146、ホシハジロ1、キンクロハジロ2、スズガモ25、ミサゴ2、トビ1、ケリ13、アオアシシギ3、イソシギ1、ソリハシシギ2、ウミネコ115、コアジサシ2、ツバメ14、ハシブトガラス15、ムクドリ1、ドバト5、スズメ1、ハシボソガラス1

(※イベント前後に観察できたものも含んでいます。)

 

 

明日の干潮時間11時08分 潮位 38cm

明日満潮時間17時50分 潮位242cm

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする