観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

藤前干潟の鳥類調査

2020-07-19 17:12:48 | 夏の藤前干潟

【来館時のお願い】

名古屋市野鳥観察館は、新型コロナウイルス感染拡大防止の対策をして開館しています。

来館時には、マスクの着用等のご協力をお願いします。

詳細はこちらをご覧ください。

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藤前干潟

今日の干潮時間11時08分 潮位 38cm

今日満潮時間17時50分 潮位242cm

 

今日は、名古屋鳥類調査会、尾張野鳥の会合同の7月の定例鳥類調査が行われました。

蒸し暑い中、調査に出掛けましたが、残念ながらソリハシシギは全地区で確認できなかったそうです。

秋の渡りの本格的な始まりはもう少し先です。

 

そして、その調査の後は、環境省中部地方環境事務所が平成21年度から昨年度まで行った藤前干潟の鳥類調査についての報告会が開催されました。

参加対象者は、この調査の調査員として参加していた名古屋鳥類調査会、尾張野鳥の会のメンバーなどで、過去10年余りの鳥類の変遷を振り返り、干潟の状況について意見などを交わしました。

今後、干潟の状況が悪くならないようにと思っています。

 

また、鳥類図鑑のご紹介です。

7月初めに文一総合出版より、「フィールド図鑑 日本の野鳥 第2版」が発売されました。

初版(右側)とは全く違う表紙で、第2版(左側)はサンコウチョウが大きく描かれた表紙となっています。

他に初版と異なるのは主に以下だそうです。

・軽量紙を使用しており、初版より160g軽くなり(初版:680g→第2版:520g)、携帯性が向上したこと。

・初版より200点以上のイラストが差し替え・追加され、よりフィールドでより使いやすくなっていること。

・引き出し線で部位を示し、識別点をわかりやすく解説していること。

本の厚さはほとんど変わらないのに、実際に持つと軽くなっていることに驚きました。

また、初版も言えることですが、この図鑑には、その鳥の主な生息環境が分かるカットがところどころに入っているのがすてきなところだと改めて感じました。

また、表紙のサンコウチョウの絵をプリントしたオリジナルトートバックが応募者全員にプレゼントされるそうです(応募締め切りは2020年12月31日(当日消印有効))。

 

興味を持たれた方は、野鳥観察館に見本がありますので、スタッフまで声をお掛けください。

 

 

今日の名古屋鳥類調査会および尾張野鳥の会合同の藤前干潟周辺調査でカウントされた主な野鳥 カンムリカイツブリ1、カワウ1,100、ササゴイ5、ダイサギ62、コサギ18、アオサギ88、マガモ23、カルガモ261、コガモ2、ヒドリガモ1、キンクロハジロ1、スズガモ22、ミサゴ4、シロチドリ2、ケリ11、アオアシシギ8、イソシギ9、ウミネコ87、コアジサシ4 他 30種、1,984羽

 

※明日は休館日です。

明日の干潮時間11時50分 潮位 27cm

明日満潮時間18時29分 潮位251cm

 

明後日の干潮時間12時32分 潮位 19cm

明後日満潮時間19時07分 潮位257cm

コメント
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