観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

おうちで

2020-10-26 18:33:15 | 秋の藤前干潟

【来館時のお願い】

名古屋市野鳥観察館は、新型コロナウイルス感染拡大防止の対策をして開館しています。

来館時には、マスクの着用等のご協力をお願いします。

詳細はこちらをご覧ください。

---------------------------------------------------

藤前干潟

今日の干潮時間 8時31分 潮位 92cm

今日の満潮時間15時26分 潮位211cm

(※今日は休館日です。)

 

週末から比較的穏やかなお天気が続いており、この週末は稲永公園でゆっくりと過ごす方も多かったです。

今日も日中は暖かな日となりました。

しかし、季節の変わり目ですので、引き続き風邪などにはお気をつけください。

 

さて、今年は新型コロナウイルスの影響で様々なイベントが中止になったり、変更されたり・・・。

オンラインでのイベントも増えています。

毎年9月に久屋大通公園で行われていた「環境デーなごや」は、すでにご案内しているとおり、今年はWeb開催となりました↓。

☆9月19日(土)~11月8日(日)「おうちで環境デーなごや2020」(主催:「環境デーなごや」実行委員会)→詳細はこちら(環境デーなごやのHP)

毎年9月に久屋大通公園で開催されていた「環境デーなごや」ですが、今年はWeb開催となりました。

藤前干潟に関連する動画も見られますので、ぜひご覧ください。

◆「藤前干潟クリーン大作戦実行委員会」の紹介→こちら「動画で楽しむ」の32番

◆「9月26日に行われた出展者交流会の様子」→こちら(YouTube)

◆ステージ「プラスチックごみの問題について調べてみよう 」(藤前干潟の水中ドローン映像あり!)→こちら(YouTube)

◆「藤前干潟がつなぐ(湿地連携)動画」 (オーストラリアジロング市と名古屋市の子どもたちの交流の様子)→こちら(YouTube)

 

そして、毎年10月になごや生物多様性センターで行われていた「なごや生物多様性センターまつり/ユースひろば」もWeb開催となったそうで、現在公開されています↓。

☆「なごや生物多様性センターまつり/ユースひろば」(なごや生きものライブラリー|なごや生物多様性センターHP)

◆「藤前干潟ふれあい事業実行委員会」の紹介→こちら

 

ちなみに、以前もご紹介しましたが(2020年7月9日の日記)、野鳥観察館には藤前干潟の様子を映すライブカメラが設置してあります。

このライブカメラはインターネットに繋がっていますので、インターネット環境があれば、おうちから藤前干潟(庄内川河口)を見ることができます!

↓こちらから見られます↓

名古屋市 藤前干潟ライブカメラ

※なごや環境大学のサイトにリンクもあります。→「なごや環境大学 おうちで楽しく環境学習

ライブ映像からは野鳥の種類まではなかなか分からないかもしれませんが、藤前干潟の開放的な風景は楽しんでもらえると思います。

(※スタッフが持っているスマートフォンではうまく見られませんでした。インターネット環境によっては見られないことがあるかもしれません。)

 

秋の夜長におうちで(ウェブで)名古屋市の生きもの・環境・活動について知るのも楽しいかもしれません。

 

10月24日(土)に観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ9、カワウ3,727、ダイサギ11、コサギ2、アオサギ27、マガモ7、カルガモ89、コガモ230、オカヨシガモ1、ハシビロガモ2、ホシハジロ20、キンクロハジロ3、スズガモ247、ミサゴ18、トビ1、シロチドリ8、ダイゼン34、ハマシギ193、イソシギ1、オオソリハシシギ5、ユリカモメ1、セグロカモメ2、ウミネコ3

 

10月25日(日)に観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ1、カワウ1,068、ダイサギ17、コサギ3、アオサギ33、マガモ9、カルガモ71、コガモ200、ヒドリガモ53、オナガガモ1,255、ホシハジロ12、スズガモ226、ミサゴ14、チュウヒ1(♀)、ハヤブサ1、オオバン2、シロチドリ26、ダイゼン20、ハマシギ521、オバシギ1、オオソリハシシギ3、セグロカモメ6、ウミネコ12

 

明日の干潮時間 9時26分 潮位 85cm

明日の満潮時間16時00分 潮位221cm

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

堤防小段の通行ができなくなります。

2020-10-23 19:09:22 | 秋の藤前干潟

【来館時のお願い】

名古屋市野鳥観察館は、新型コロナウイルス感染拡大防止の対策をして開館しています。

来館時には、マスクの着用等のご協力をお願いします。

詳細はこちらをご覧ください。

---------------------------------------------------

藤前干潟

今日の満潮時間11時23分 潮位198cm

今日の干潮時間16時36分 潮位158cm

 

昨日は午前中は雨が降りましたが、午後には雨が止み、次第に明るくなっていきました。

 

今日から、庄内川左岸の堤防下の小段(高水敷)の立入り・通行禁止区間が延びることになったそうで、堤防では通行止めの作業が行われていました。

庄内川左岸では以前より、国土交通省庄内川河川事務所が、堤防地盤の液状化対策として砂杭の施工を行っていますが、その施工区間が下流に延びたそうです。

昨日までは、上の写真の国道23号(庄内新川橋)より下流のオレンジの矢印の区間の小段(高水敷)の通行ができませんでしたが、

さらに下流の赤色矢印部分の区間の小段(高水敷)も今日から通行ができません。

普段小段(高水敷)を利用している方々はご注意ください。

そして、11月終わり頃からは、さらに下流の永徳スリップ(堤防終わり部分)まで通行禁止区間となるそうです。

(工事の終了時期はまだわからないとのことです。)

なお、堤防天端の車道および歩道は通行ができます。

 

この場所は、藤前干潟周辺で干潟の野鳥を一番近くに見られる場所で、バードウォッチングや撮影に訪れている人が最も多い場所でした。

また、シギ・チドリなどの飛来数・滞在時間も最も多い場所で、工事による振動・騒音や、ヨシ原の消失などによる野鳥への影響が心配です。

この工事の詳細については、近日に行われる藤前干潟協議会で庄内川河川事務所から直接説明があるとのことなので、環境配慮についても聞いてきたいと思っています。

 

今日観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ5、カワウ1,173、ダイサギ4、コサギ1、アオサギ8、マガモ6、カルガモ24、コガモ53、ヒドリガモ9、オナガガモ845、キンクロハジロ6、スズガモ313、ミサゴ10、オオバン2、シロチドリ22、ダイゼン31、ハマシギ310、オバシギ3、アオアシシギ3、イソシギ1、オオソリハシシギ6、セグロカモメ2、ウミネコ1、ユリカモメ1

 

明日の干潮時間 5時28分 潮位 90cm、19時16分 潮位155cm

明日の満潮時間13時13分 潮位193cm

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ジョウビタキ飛来

2020-10-22 23:13:54 | 秋の藤前干潟

【来館時のお願い】

名古屋市野鳥観察館は、新型コロナウイルス感染拡大防止の対策をして開館しています。

来館時には、マスクの着用等のご協力をお願いします。

詳細はこちらをご覧ください。

---------------------------------------------------

藤前干潟

今日の満潮時間10時07分 潮位214cm

今日の干潮時間15時21分 潮位144cm

 

昨日は雨が今にも降りそうで降らない薄暗い曇りのお天気でした。

そんな中で、かなり色味を増してきたピラカンサの実が、より鮮やかに見えました。

また、朝から多くのヒヨドリたちが野鳥観察館の松林で鳴き、飛び交っていました。渡りの途中でしょうか。

野鳥観察館の前の水たまりでゆっくりと何度も水を飲んでいたヒヨドリ↓。

順番待ち。

まだかな?

 

また、今日はジョウビタキの鳴き声が頻繁に聞こえました。

昨日(10月21日)、稲永公園で、今季初めてジョウビタキとシロハラを観察できました。

ジョウビタキの昨年秋の初認は10月23日でしたので、昨年と同じくらいの飛来のようです。

公園のお馴染みの冬鳥たちも遂にやってきました。これから、冬鳥の観察が楽しい時期になりますね。

 

ジョウビタキ、ヒヨドリの他、ヤマガラ、シジュウカラ、メボソムシクイウグイス、メジロ、キジバト、シロハラ、コゲラ、ハシボソガラスなどを今日の野鳥観察館周辺では観察できました。

イモムシを捕まえたヤマガラ↓。(10月16日撮影)

ウグイスメボソムシクイ↓。(10月21日撮影)

メジロ↓。

 

また、今日は潮が悪く、干潟がほんの少ししか現れませんでしたが、ハマシギの群れが飛来しました。

今日観察できたシギ・チドリは、シロチドリ36、ダイゼン32、トウネン2、ハマシギ377、オバシギ4、アオアシシギ6、イソシギ2、オオソリハシシギ6 でした。

 

今日の最後の写真は、10月15日の撮影されたトビ。

魚を持って川から飛び上がってくるので、一瞬ミサゴかと思いましたが、死んだ魚を拾ってきたようです。

堤防に降り立ちましたが、この後、ハシボソガラスに追いかけられ、魚は落として去っていったそうです。

(※ヤマガラ、ウグイス、メジロ、トビの写真は、来館者の方に提供いただきました。)

 

【藤前干潟に関連するイベント等のご案内】

☆10月31日(土)藤前干潟クリーン大作戦(主催:藤前干潟クリーン大作戦実行委員会)→詳細はこちら(藤前干潟クリーン大作戦実行委員会HP) ※参加者の募集は締め切りました。

 

☆11月14日(土)藤前干潟ふれあい事業「ひがたにくるトリ、どんなトリ?」@稲永ビジターセンター(主催:藤前干潟ふれあい事業実行委員会)→詳細はこちら(藤前干潟ふれあい事業(名古屋市HP))

野鳥のおはなしを聞いた後、カモのミニ模型に色付けします。

 

☆11月14日(土)「藤前干潟の渡り鳥調査隊」@名古屋市野鳥観察館詳細はこちら(PDF)

 

★11月28日(土)藤前干潟カフェ「今、海で起きていること~海ゴミと海の生きものの話~」@エコパルなごや

藤前干潟ふれあい事業実行委員会は中高生を対象とした海ゴミに関する講座を行います。

以下のお二人の講師から藤前干潟を主とした海ゴミとの海の生きものの現状についてお話します。

講師:
〇坂野 一博さん(藤前干潟クリーン大作戦実行委員会実行委員長)
〇環境省中部地方環境事務所資源循環課の職員

<講座の詳細>

日時:2020年11月28日(土)13:00~15:00
場所:名古屋市環境学習センター(エコパルなごや)
対象:中学生~高校生
定員:15名(先着)
参加費:無料

申込期間:11月11 日(水)9:00 ~ 11月25 日(水)
申込方法:電話、メール、FAX にて下記の①~③をお伝えください。
 ①参加者氏名
 ②日中連絡の取れる電話番号
 ③住所
申込み・問合せ先:
 環境省名古屋自然保護官事務所
 TEL:052-389-2877
 FAX:052-389-2878
 Eメール:WB-NAGOYA★env.go.jp (←★を@に変えて送信)

主催:藤前干潟ふれあい事業実行委員会
協賛:イオンスタイル名古屋茶屋

 

☆10月3日(土)~11月3日(火・祝)藤前干潟写真展「藤前干潟の魅力~風景・生きもの」@名古屋市野鳥観察館2階

 

☆9月19日(土)~11月8日(日)「おうちで環境デーなごや2020」(主催:「環境デーなごや」実行委員会)→詳細はこちら(環境デーなごやのHP)

毎年9月に久屋大通公園で開催されていた「環境デーなごや」ですが、今年はWeb開催となりました。

藤前干潟に関連する動画も見られますので、ぜひご覧ください。

◆「藤前干潟クリーン大作戦実行委員会」の紹介→こちら「動画で楽しむ」の32番

◆「9月26日に行われた出展者交流会の様子」→こちら(YouTube)

◆ステージ「プラスチックごみの問題について調べてみよう 」(藤前干潟の水中ドローン映像あり!)→こちら(YouTube)

◆「藤前干潟がつなぐ(湿地連携)動画」 (オーストラリアジロング市と名古屋市の子どもたちの交流の様子)→こちら(YouTube)

 

☆7月25日(土)~12月20日(日)企画展「干潟のちっちゃな生きものたち展」@稲永ビジターセンター→詳細はこちら(NPO法人藤前干潟を守る会HP)

 

☆7月25日(土)~12月13日(日)企画展「干潟のベントス展」@藤前活動センター詳細はこちら(NPO法人藤前干潟を守る会HP)

 

明日の満潮時間11時23分 潮位198cm

明日の干潮時間16時36分 潮位158cm

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ひと休み

2020-10-20 23:24:14 | 秋の藤前干潟

【来館時のお願い】

名古屋市野鳥観察館は、新型コロナウイルス感染拡大防止の対策をして開館しています。

来館時には、マスクの着用等のご協力をお願いします。

詳細はこちらをご覧ください。

---------------------------------------------------

藤前干潟

今日の満潮時間 8時20分 潮位252cm

今日の干潮時間14時00分 潮位102cm

 

昨日は雨でしたが、今日は気持ちの良い晴れのお天気となりました。

野鳥観察館の外壁にとまるアサギマダラをみつけました。

渡りをする蝶として知られるアサギマダラ。長い距離の移動中、ここでひと休みしていたのでしょうか。

 

干潟には、今日も多くのハマシギが飛来。400羽以上が確認されました。

この他、オオソリハシシギ7羽、オバシギ4羽なども観察されたそうです。

 

 

昨日(19日(月))に観察できた主なシギ・チドリ シロチドリ25、ダイゼン42、トウネン7、ハマシギ576、オバシギ4、イソシギ1、オオソリハシシギ6

 

※明日は第三水曜日のため、休館日です。

明日の満潮時間 9時10分 潮位233cm

明日の干潮時間14時37分 潮位124cm

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今日もハマシギが600羽を超えました。

2020-10-18 16:46:34 | 秋の藤前干潟

【来館時のお願い】

名古屋市野鳥観察館は、新型コロナウイルス感染拡大防止の対策をして開館しています。

来館時には、マスクの着用等のご協力をお願いします。

詳細はこちらをご覧ください。

---------------------------------------------------

藤前干潟

今日の干潮時間 6時48分 潮位275cm

今日の満潮時間12時48分 潮位 60cm

大潮の日曜日の今日、早朝は青空が出でいましたが潮が引き始める頃には薄曇りの天気になりました。

大潮と言っても、春から夏頃の中潮の潮位くらいまでしか潮が引きません。

まだ干潟が干出する前にはオオバンが3羽観察できた他、シマアジの姿も多く、30羽以上が確認できました。

シマアジは今日のブログの写真の中にも時々写っているので探してみてください。

まだ干潟が干出するには早い時間でしたがハマシギの飛翔も頻繁に見られました。

ハマシギは昨日とほぼ変わらない600羽以上が飛来しています。

そして昨日は2羽しか確認できていなかったオオソリハシシギが5羽になりました。

オオソリハシシギは3羽増えましたが、オグロシギは今日も確認できませんでした。

干潟が干出するのを待ちきれないのか、次々とシギ達が集まってきます。

アオアシシギも次々と集まってきて全部で15羽確認できました。

干潟が干出し始めるとソリハシシギが一番に干潟に舞い降りました。
10月の中旬を過ぎ、ソリハシシギはずいぶん減って今日は2羽しか確認できていません。

ソリハシシギの次にはシロチドリの群れがやってきました。

昭和50年代には1,000羽以上シロチドリが観察できていましたが、近年は1/10以下の飛来数に減っています。しかし、今日はここ最近では多い、75羽の飛来を確認できました。

シロチドリに続いて、ハマシギの群れも干潟に移動してきました。

この時期に観察できるハマシギは南に向かう個体が多く、藤前干潟では11月頃に南に向かう個体と藤前干潟で冬を越す個体が同時期に重なると1、000羽を超えてきます。

オオソリハシシギも餌を探し始めました。

まだひたひたの干潟にハマシギもどんどん進出。

カモたちの中には、だいぶ換羽が進み、生殖羽になってきた個体が見られるようになってきました。上の写真のオナガガモの雄もだいぶきれいになってきています。

今はエクリプス(非生殖羽)や幼羽の個体が多く、カモの種の識別が難しいですが、これから雄の多くは色のついた鮮やかな生殖羽に換羽し、識別がしやすくなり、カモの観察が楽しくなってくるはずです。

 

今日観察できたシギ・チドリは、シロチドリ75、ダイゼン3、トウネン6、ハマシギ650、アオアシシギ14、ソリハシシギ2、オオソリハシシギ5 でした。

 

 

明日の月曜日は野鳥観察館の休館日です。

月曜日の満潮時間 7時34分 潮位267cm

月曜日の干潮時間13時25分 潮位 80cm

火曜日の満潮時間 8時20分 潮位252cm

火曜日の干潮時間14時00分 潮位102cm

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする