自分の周りの空を写します
北東気流の街に生まれて
ブルース・スプリングスティーン ザ・リバー ライブ・フロム・グラストンベリー・フェスティバル
からのボーナス・トラック、
グラストンベリー・フェスティバルでのライブの感想です。
まず圧倒された。
会場の異様な熱気とともにブルースに曲の魂が乗り移ったような迫力を感じた。
会場の湿度が高かったのか、
ブルースの体から熱気で湯気が出ている。
僕が今まで観た、ザ・リバーのライブ演奏では、
ノー・ニュークスでの演奏がすごく印象にある。
これは新曲だ。と言って歌いだす。
感、極まって目をまばたきを繰り返しながら歌う姿にロックの切なさを感じた。
それから25年以上経っての今回のグラストンベリー・フェスティバルでの演奏。
歌に重みがあるというのでは簡単すぎるが、
いろいろなことを経験してきた上での、
夢をもつことへの問いかけだと思う。
そしてブルースは今、自分なりの答を得ているのだと思う。
ボーン・イン・ザ・U.S.A.で頂点を極めて、
それからの生き方は、
ただ夢を追い求めるのとは違う苦しみがあったと思う。
自分がそんな偉そうなことを言える人間なのかと、
偽善者的なイメージから逃れられないで悩んでいたと聞いている。
それを経ての今回のザ・リバー
何か吹っ切れたというか、
一時期の重すぎる演奏からロック的に帰り、
僕は今回の演奏が凄く好きだ。
会場の若者達へ夢をもつことへの深い意味を体現していた。
夢をもつのはかっこいいイメージだけでない、
その代償をも含めて責任を持つことだと歌っている。
僕はブルースの歌に圧倒された。
僕はまだまだザ・リバーの本当の意味はわかっていないと気づかされた。
それでも生きていくんだ。と思わせてくれる。
一言。かっこいい。
ブルース・スプリングスティーンを知らない方も
アルバム「ザ・リバー」を聴くと
ロックの勢い、切なさ、重さがわかってもらえると僕は思っています。
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