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ブルース・スプリングスティーン レッキング・ボール

ブルース・スプリングスティーン&ジEストリート・バンド 
ロンドンコーリング ライブ・イン・ハイドパーク 
ライブDVDからのボーナス・トラック レッキング・ボールの感想です。

ブルースの本拠地ニュージャージー、ジャイアンツ・スタジアムが取り壊されるので
最後の公演となったライブでのオープニングの曲
僕にとってのジャイアンツ・スタジアムは国立代々木体育館だろう。
ブルース・スプリングスティーン&ジEストリート・バンドが初来日公演を行った会場だ。

僕はこのブルースの初来日公演には行っていない。
このコンサートのチケットを取る為に
当時はプロモーターがチケット購入整理券を配っていた。
この整理券がいつ配布になるかをいち早く知る為に、
僕は3ヶ月位、平日の朝2時ごろ新聞配達店へ通った。
配達店の人から、よく来るから新聞配達をやらないかと誘われることもあった。

やっとチケットを手に入れたが、
ライブの期間中僕は入院してしまいライブに行けなかった。
僕にとって代々木体育館は因縁の場所となった。

それが1985年の出来事。
25年経った今はNHKの天気予報の始まりの画面に出る代々木体育館も自然に観ているが、
85年当時はこの画面が出ると、なぜここまで追い詰められるのかと本当につらかった。

その後、いろいろなこころある人たちの力を借りて、
96年、トム・ジョードツアーでサンフランシスコまで行ってライブを観て、
来日公演を2列目で観て。ブルースにサインをもらった。
ソロ・ライブだけでなく、Eストリートバンドとのライブも
去年4月にボストンまで行って目の前で観てきた。
ブルースの腕をなでて吹いたハーモニカにも触った。
「THUNDER ROAD」を大声で歌ってきた。

これらも代々木体育館から始まっている。
もし代々木体育館が何年か何十年後かに取り壊されることになる時には
僕はかなり複雑な気持ちになるだろう。
でも、幸せな思い出として受け入れられるだろう。


ブルースファンにとって聖地、ジャイアンツ・スタジアムでの演奏。
熱く感じた。
強烈なフレーズを繰り返すブルース。
聴いている内に僕も熱く熱くなってきた。
ロックの持つ強さ、熱さを感じた。
その熱さを感じられる僕自身のことが自分でうれしかった。

映像で開場になりアリーナをうれしさがあふれ出てステージ前に歩いていく観客に
僕のボストンでの姿を見た。
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