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ブルース・スプリングスティーン2012ライブ準備その12「THE RIVER」

ブルース・スプリングスティーン&ジEストリートバンドのライブを観に行くまで、
もうあとわずかになった。何となく心配に感じている。
お世話になっている人に僕が「開き直って行ってきます」と言ったら
その人が「そう言っている事自体が違う。楽しんでくるだけでしょ」
と言ってくれた。
まさにその通りだと思った。

今日はブルース・スプリングスティーンのアルバム「THE RIVER」を歌詞カードを見ながら聴いた。
最初の曲「THE TIES THAT BIND」いつもは何となく聴いているのだが、
今日はすごく引っかかった。
人とのきずな。この大切さを訴えている。
歌詞には「隠し続けるこころの空しさを感じるよりも、相手を求めて傷つきたい」
とある。
このアルバムには人とのきずなを求めて傷ついている姿。でも人を求めている姿が現れる。
「TWO HEARTS」にも「THE RIVER」にも現れる。
「THE RIVER」には
「夢を持つことは、もしそれが実現出来なければ嘘をついたことになるのか?」
ととても厳しい言葉がある。
僕はそれを聴いても、それでも僕は人を求めて夢を持ちたいと今思っている。
そしてブルース・スプリングスティーンはずっと僕のテーマである『居場所』
を求める人を描き続けているのだと
今更だけど気がついた。

このアルバムはサウンドのノリ、グルーブ感が凄い。
この時期が一番Eストリートバンドに勢いがあったと僕は思う。
そしてクラレンスのサックスが随所に入ってくる。
熱くて温かい。やせ我慢で肩に力を入れて必死でいる僕をやさしく包んでくれる。

でもどうも僕は昔から、このアルバムの2枚目が苦手に感じる。
2枚目を聴いていると寒くなってくる。
夢を持つことの責任。払うべき代価。
聴いていて押しつぶされそうになる。
僕はこの代価を払えないと思い、家庭を持つのをあきらめた。

でも僕は過去のことは過去のこと。
居場所を求め続けていきたいと今の僕は思っている。
その旅のGood Companionをブルースにしてもらっている。
そう考えると今回のコンサートを観ることが、
すごく僕に大切なことなのだと思ってきた。
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