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ブルース・スプリングスティーン・コンサート観戦ワシントンDCへの旅 その2 タクシーに乗るの巻

ブルース・スプリングスティーンのコンサートを観るために遥々ワシントンDCに来た。
入国審査を
「We came here to see Bruce Springsteen conncert」
の合言葉で切り抜けて、
ダラス国際空港から僕達の泊るホテルへタクシーに乗って向かうことにした。
少し途中、迷ったがTAXIの表示を示す矢印に従って進んだらタクシー乗り場に出た。

一緒に行った人からお勧めのタクシー会社名を聞いていて、
そのタクシー会社の案内カウンターもあったので、
ああ良かったと安心しました。

外に出るとそのタクシー会社のタクシーが停まっていました。
さあ乗ろうと、その車に歩いて行ったら、
別のタクシーが一台その車の前に停まっていました。

そしてそのタクシーの横で頭に白いターバンを巻いて頭が高くなっている怪しい男性が立っていました。
思わず僕は目をそらしたのですが、
その男性は僕達に気がついてしまい僕達が来るのを待っていました。
僕は気がつかないふりをしていたのですが、
そのターバンを巻いた運転手がこちらを見て、待っているので仕方なく僕達はそのタクシーに乗りました。

僕はあらかじめ用意しておいた、行き先のホテル名、住所を書いた紙を見せて
ホテル名を言いました。
するとその運転手はカーナビに入力してタクシーは発車しました。
このホテル名、住所を書いた紙は3,4回使いましたが重宝しました。
間違いが無いし僕も安心出来ました。

でも僕達は参ったなとやや放心状態で黙って乗っていましたが、
その運転手が、
「どこから来たのか?」
と聞くので日本からと答えて、あなたは?とその運転手に聞いたら、
「インド」
ということでした。

日本で僕達が準備している時に、
タクシーの運転手がブルース・スプリングスティーンのファンだったらいいね。
その話が出来るかなと期待していたのですが、
インドの人にブルース・スプリングスティーンの話は出来ないだろうと思い、あきらめました。

一緒に行った人は
「インド人うそつかない」
と僕が子供の頃に流行った言葉を言って
僕がそれは何でしたでしょうか。
と僕達だけで日本語で話していました。
僕達は少し不安で少し不満でしたが、二人で話をしながらアメリカ合衆国の首都を走っていました。
「インド人うそつかない」の言葉通りにインド人運転手はぼったくりもしないで、
メーター通りに、あらかじめ調べた通りの基準料金でホテルまで連れて行ってくれました。

タクシーの車窓から見た景色で印象的だったのが、
まるで僕が想像していた「アメリカ合衆国の首都」では無かったことです。
そう思っていたら急に見覚えのある建物が見え始めました。
きれいな芝生に池のある公園風の場所になりました。
今までのこ汚い風景とは別世界に感じました。

その付近に僕達の泊ったホテルもあったのですが、
後で付近を歩いて分かったのですが、
きれいな公園風の場所はほんの周囲数キロメートルのエリアで、
そのエリアに主要な建物は全て配置されていました。
まさに計画して作られた都市でした。

写真はコンサート会場を下見した後に、もう少し周りを歩いてみたら、
歩いて行けた国会議事堂です。
写真をよく見ていただけると分かるのですが、
国旗が半旗になっています。
他の公共機関の建物も全て僕達が居た2日間、半旗でした。
このことで僕は大切なことに気がつきました。
これはまた次回に書きます。
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