前回の記事は、、夫の喜ばしい診断結果をお知らせした私でしたが・・・・・・
その翌々日、私はすっかり体調を崩し、苦手な医院に、久しぶりに出かけてきました。
恐らく、主治医からの良い知らせに、退院後の緊張が一気に抜け、どっと疲れが出てしまったようです。
肩と首の懲りが異常で、胸やけがするほど。
手も幾分しびれた感じで、節々の痛さがただ事ではない感じがしたからです。
更に心配だったのは、夫が入院後しばらく経ち、始まった胸の痛み。
最初は、ただの筋肉痛と軽く見ていたのですが、良くなるどころか、夫が退院して益々ひどくなってきました。
整形外科に出かける日は、常時ずきずき痛み、体の屈伸の度に顔をしかめてしまうほど。
入浴する度に、鈍痛があるあたりを手で触り、しこりがあるのでは、と心配してしていた私です。
今、私が病の診断を受け、がんなどと言われたら、それこそ大変な事に。
たとえそうであっても、せめて時間差がないと困りますよね~
夫の症状が回復後に、私が具合が悪くなるといった感じに。
しかし我が家に限って言えば、どちらにしても、私の状況はさしてよくはならないでしょう。
旦那さまは、非常に困ると思うけれど。
だって、身近で世話をしてくれる人がいなくなるのですもの。
一方、夫は元気で、私が病に伏せた時のことを想像してみましょう。
恐らく、仕事はできる人だったかもしれないけれど、他の事は、でくの坊に近い旦那さま。
私の役には、何もたってくれないと思います。
それどころか、辛い病の身を鞭打ってでも、相変わらず旦那さまのお世話をしないと、私はいけなくなりそう。
そんな状況は、私が言うまでもなく、娘達も想像できる事でしょうから、子供達には心配と迷惑をかけるだけ。
ですから、私が長期間、床に伏す生活は、何としても避けたいことです。
とは言え、病は晴天の霹靂の如く襲ってくることがありますものね~
特に、私のようにお医者嫌いで不養生な暮しをしている人間にはありがちな事。
病は、しばしば自己責任の範疇で起きる、と思えば、改めて養生ある暮らしの大切さを思わないではおられません
でも、これがなかなかです。
家事、その他の諸事を優先して、定期検診等もつい後回しにしがち。
皆さまは、如何ですか?
私は、娘達によく注意しています。
「今は医学が進歩し、ほとんどの病は早期発見できれば、治る時代よ。
家族のためにも、毎年必ず健康診断を受けてね。
勤め人のストレスは大変なものでしょ~
病にむしばまれる確率が高いと思うから、お願い!」
それに対する娘達の答えは、
「会社では毎年、健康診断を受けることが義務化されているから、心配しなくて大丈夫よ」
「それなら安心だけれど、出来ればもっと念入りに検査して貰える人間ドッグを受けてほしいの」
と私はよく言っています。
そう言う私は、何もしていませんから、そんな意見を言う資格などないのですけれどね~(笑)
親心で、言わずにはおられません。
一方、夫の病は、不養生もその一因とは言えないところがあります。
肝臓がんは、C型肝炎によるものですし。
亡義父が内科の開業医で、その注射針が原因のようです。
眼の難病も遺伝的要素があり、予防云々では、どうしようもないことでした。
今回の大腸がんも、二か所の病院で、年に幾度も定期検診を受けていたにもかかわらず、早期発見ができなかったこと。
宿命的な病と言えないでもありませんね~
喫煙と飲酒は、多少影響したのかもしれません。
肝臓がんの診断を受けた後、いずれも見事に断ち、さすがYさん、と私も娘達も、その潔い決断に驚きを隠せないほど感嘆したものでしたが。
ところが、それも意志貫徹とはいかず、陰でこそこそ吸うようになったようでした。
或る日のこと。
夫が喫煙中に、書斎に突然入った私。
Yさんがたばこを吸っている姿を目撃し、ビックリしました。
すると同時に、書斎机の前の小窓から、慌てて吸い殻をポイっと、坪庭に向けて投げ捨てたYさん。
まるで子供のような挙動を執る旦那さまに、呆れ返っててしまった私ですが。
同じことを懲りず、その後も、幾度も繰り返します。
その無邪気さに、呆れるを通り越し、可愛らしくさえ感じることがありました。(笑)
私は、「たばこを吸ってがんになっても、同情してあげないわよ~」
と。
今回の病気における初診で、先生から、日にたばこを何本くらい吸いますか、と問診を受けた旦那さま。
もうばれても仕方ない、と観念したようで、正直に、
「以前は15本くらいでしたが、今は5本程度です」
と答えていました。
私は、「5本も吸っていたの?」と、内心びっくり!
恐らく散歩時、必ず寄るカフェで、私の目も気にしないで、のびのび吸っていたのでしょうね~(笑)
たばこを吸ってたから大腸癌になった、と断定できる程、その因果関係は単純なものではないでしょう。
従来の本数を三分の一にまで減本したその努力を買ってあげるべきかもしれません。
でも今回の病でさすがに懲りて、煙草もお酒同様、止めてくれることを期待しています。
さて、最後になりましたが、整形外科における私の症状の、医師の診断は。
ストレスからくる痛みと懲りでしょう、とのことでした。
「NHKで最近報道された番組を観ませんでしたか?」
懲りの原因は、ほとんどがストレスによるものです、とおっしゃいました。
胸の痛む個所も、そこは肋骨の下に当たり、肺には関係ありません。
ストレスを抱えるとよく痛むところです。
骨には全く異常が見られません。
薬を服用しても、相変わらず痛むようなら、内科的疾患が疑われますから、そちらの診察を受けるようにして下さい、との事でした。
私が不安になった、肺がんの疑いはない様で、一安心!
その後、順調に胸の痛みは回復し、今ではその症状はほとんど感じられません。
ストレスと言われ、私の今の暮らしの現状から、心から納得していますが、今の生活は、まだ当分続きそう。
診察の際受けた施術が、キセノコー治療とウォーターベッドマサージ。
どちらもとても気持ちよく、体が軽くなった感じがしました。
先生に、このマーサージのみ受けに来てもいいですか、とお尋ねしたところ、
「どうぞ、どうぞ、お気軽においで下さい。そういう方が多いです」と。
でも国の保険に甘えて、医療費を無駄に使うのは申し訳ない気がしてしまう、今の世相。
厳しい財政事情を察して、ほどほどに利用することに致しましょう。
それにしても、私の旦那さま、本当に回復に向かっているのかしら。
先生の良いご報告にもかかわらず、ますます食欲が落ち、気力も減退しているように見えます。
又胸の痛みが始まりそうな、ストレス多い暮らしが相変わらず続いています。
思いがけない友人の悲しい訃報もありました。
澄んだ秋空さえ、物悲しく私の目には映るこの頃。
こんな暗いことは言わないで、青空に向かって、大きく手を広げ深呼吸をし、
「さぁ~元気を出して!」
と自分を励ます事に致します。
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