先週の土曜日、夫が退院後も、楽しいこと、不安な出来事、友人の優しい心遣いに感激したりと、いろいろ変化に富んだ日々でした。
退院翌日は、又次女宅に招かれ、楽しい夕餉のひと時を。
手巻きずしと聞いていましたが、急きょ、イタリアンに変更になっていました。
「パパは退院したばかりだから、和食の方が良かったのかもしれないけれど・・・・・・」
と言って、なんだか申し訳なさそうなMちゃん。
そんなこと全くありませんよ。
パパは、好き嫌いはない人。
食事制限も、然してありませんから。
私は、イタリアン料理は苦手意識が強く、調理は敬遠しがち。
ですから日頃、あまり口にしないため、新鮮でとてもおいしく感じます。
品数はいつもほど多くありませんでしたが、私達老夫婦には、それで十分でした。
旦那さまは、ボンゴレスパゲティ―をお変わりするほどの食欲で、驚き。
抗がん剤の副作用は、どこ吹く風といった感じですが・・・・・・
このような良好な状態が、いつまでも続くとは、到底思えません。
でも、取り敢えず嬉しく、とても安堵できることでした。
辛い時期が、できるだけ短くて済むなら、それに越したことはありませんもの。
かれんちゃんは、長いお昼寝から目覚めたばかりで、ほとんどダンマリを通しておしゃべりをしてくれませんでした。
パパの話しでは、4月から入園した新しい保育園にはまだ慣れていないらしく、一言も友達としゃべらないようです。
でも、先生のお話しでは、にこにこ顔で、いつもいる様子。
恐らく、緊張気味ながらも、心の中では、園の雰囲気を楽しんでいるのでしょう。
ストレスを家に持ち帰り、発散するせいか、夜のご機嫌が余りよくないとのこと。
パパは、全く気にかけていない様子でしたけれどね。
そう言えば我が家の長女、Mちゃんも、幼稚園になれるのには、随分時間がかかりました。
園児たちの輪に入れず、隅に立ったまま、じっと見つめているだけ。
その姿を見て心配になった私は、先生に相談したところ、
「中には入れないけれど、楽しそうに傍観できているから心配いりません」
と言われたものです。
その子、その子の性格で、順応するまでの時間のかかり方は、それぞれ。
当然なことですね~
焦らず、落ち着いて子供の成長を見守ることの大切さを教えられた、心に残る印象的な思い出です。
前回の記事で次女の写真を載せましたので、今回は長女のMちゃんです。
そう言えば、私は就学前までが、子育てに1番熱心だった、と記憶しています。
母親としての自分に自信が持てなくて、育児の本も読みあさったものです。
けれど、その頃、母親のバイブル的育児書だった、松田道雄の「育児百科」はあまり好きでにはなれませんでしたね~。
なぁ~んて、生意気な事を言ってますけれど・・・・・・
子育ての指針が欲しくて、他の書物は読みあさりましたよ。
三つ子の魂百まで、を割と信じていて、三歳を意識したわけではありませんが、幼い時に人格の基礎が出来る、と認識していたように思います。
元気にお友達と遊ぶことの大切さ、学ぶことの素晴らしさ等、子供に分かりやすい動機づけをして、良く言い聞かせたものです。
幼い頃、私の家事になぞらえて、Mちゃん達のお仕事は、元気に遊ぶこと、なんて言い方も良くしました。
「お仕事」という表現が、子供たちを喜ばせると思ったからです。
大学時代、児童心理学の講義で、教授が話された言葉が心に深く刻まれ、それを実践する子育てだったのかもしれません
「動機づけの大切さ」
勉強しなさい、というのではなく、勉強することの意義を子供に分かりやすく説明すること。
色々、躾けたい事は、それがなぜ大切か、いちいち説明していたようにも。
一生懸命、何事にも取り組むことの大切さ。
結果は二の次で、頑張る過程が大切、これも私の口癖でした。
母には、あなたの子供への語りかけはくど過ぎる、なんて、時々注意もされたものですけれどね。(笑)
他に心掛けたことは、挨拶がしっかりできる子になってほしい、と願ったこと。
それが実行できていない時は、よく注意したものです。
朝晩の挨拶、「おはよう、おやすみなさい」「いただきます」、「有難う」その他、色々ありますね~
爽やかに挨拶がしっかりできる子は、人生の道を踏み外さないとの信念が私にはありましたから。
子育ての時期、強く心に抱いていた思いです。
とは言っても、試行錯誤の連続で、自信を何度も失いながら、また心を入れ替え育児に専念する、そんな母親だったように思います。
時に今の私なら、もっともっと子育てを上手にできたかもしれない、と思うことがありますが・・・・・・
果たしてどうでしょう。
母親としては強過ぎて、子供にいい影響を与えられなかったかも知れない、と。
子供と一緒に成長するくらいの謙虚さを身に付けた親の方が、かえって子育てには向いているのかもしれませんね~
その方が、子供の自立心が早く目映え、逞しく成長するとも言えるのではないでしょうか。
その点を幾分わきまえていた私は、割と子供たちが幼いころから、可愛いお母さんを演じて、頼る素振りを意識的にしたものでした。
娘達が、多少でも参考にしてほしいと、と願いながら、また以前にも述べたことを書きました。
けれど、若夫婦の子育ては、私の思いに添っているかと言えば、
そうとばかりは言えませんね~
世代の相違で、育児観も変わって当然でしょうから、あまり口を挟まないように、心がけています。
たまに見かねて、老婆心から、つい意見をしたくなる時も、しばしばありますけれど。
うるさがられ、敬遠されるのは嫌ですから、お腹に呑み込んでしまうことの方が多いようにも。(笑)
結局親の威厳は今になっても持てないまま。(笑)
その点、夫は家の事、一切合財、子育てもすべて私任せの人で、幼児を過ぎた頃から、子供達と関わることもほとんどありませんでした。
けれど、威厳だけは保っていて、娘達は、パパに意見なんてとても言えないようです。
私の苦労はよく理解してくれてはいるのですけれどね~
パパには遠慮があるらしく・・・・・・
幼い時から、お父さんには敬意を払うように言い過ぎたかしら。
割に合わないな~
これからでも遅くはないから、母親の威厳を持つ努力をしましょうかしら。
いえいえ、この年齢になれば、可愛いおばあちゃんを目指した方が得でしょう。(笑)
日本ブログ村のランキングに不参加で、登録をし直しました。
私がアガサクリスティーの著作「春にして君を離れ」の主人公に似ているとの事。
「微笑みを・・・」の記事でのことでしたが。
だから自分は幸せ、とまで宣うMさん。
思うのは、勝手です。
けれど、公開のサイトで、それを文字にされるとは・・・・・・
でも、まあ~いいでしょう。
さすがに傷心気味のかれん桜で、ネットの世界の泥臭さに、少々嫌気がさしてしまいました。
しばらくランキングを外れ、ひっそり、のんびり、ブログ綴りをすることに致しました。
昨日、新たに気が付いた事で、大きな励みになった事があります。
ランキングに不参加でも、バーナーを張ったままでいると、ブログ村のマイページには、インポイント数が反映されるのですね~
何故かアウトポイントも、少々は入りました???
このような利用の仕方は、今まで全く思い付きませんでした。
昨日は、1000に迫るポイント数を頂戴し、感激してしまいました。
皆さまのお心づかいに、感謝申し上げます。
本当にありがとうございます。
温かな応援を無駄にしないように、細々とでも、ブログ綴りを続けていこうと、改めて思いました。
今後とも、宜しくお願い致します。
ご訪問いただきまして有難うございました。