今年一年間、私にしては随分行動的な暮らしを送りました。
家に閉じこもり、変化のない暮らしをしていると、気持ちが暗くなってしまいそうで不安な所もありましたから。
その気持ちを振り払うためにも、できるだけ活動的に動かなければ、と思ってきた私です。
夫が逝ってしまい、時間的拘束はなくなり、自由時間が増えたことは確か。
でも、その拘束が、私の日々の暮らしの張りと生甲斐だったのかもしれません。
夫が亡くなるまでの私は、家中心の生活で、それに特別な不満も抱かず、いそいそと家事に専念し、日々を送っていましたから。
最後の二年間は、介護と看護に追われる日々でしたが。
その糸が切れたかのように、外に目を向け、数か月に一度は旅行を愉しんできた私です。
けれど、何か虚しいものもあるのですよね~
私が目指す理想の暮らしは、違うのではないか、と自問自答することがしばしばでした。
私は、本当に旅行好きなのかしら?、と。
夫がいなくなった寂しいわが家ながら、私は、やっぱり家が一番好き。
居心地の良い我が家にするために、断捨離を心がける一方、徹底的にこだわり、古くなったものを、私好みの生活用品と入れ替え、好きな絵画を日々眺めて過ごす。
そんな目的のために、月々の余裕資金を使ってもいいのではないか。
二階のカーテンは新しくしたばかりだけれど、一階のカーテンレースもクロスも新しいものに取り換えたい私です。
孫たちとの思い出作りのために、せっせと使用するのも、楽しく有意義な事かもしれない。
遠出の旅費につかってしまうのではなく、近場で気楽に楽しめることがいくらでもありそう。
旅行は、一瞬の花火のような華やかな体験だけれど、終わると思い出以外何も残りませんもの。
旅に出ると、それはそれで、心から愉しめる自分がいます。
けれど、出かける前の準備ストレスとそのあとの疲労感を思うと、その満足度が多少薄れます。
旅行から帰ると、二週間位は、いつも体調を崩す私ですから。
遠方の夫の墓参費用は無駄とは全く思いませんが、それ以外の旅行費で支払った云十万円の代金が、それ相当の値打ちに感じられるか?
その経費が、私の暮らしのために、本当に必要なことなのか。
もっと、私の余生を充実させ、幸せをを感じさせてくれる使い道が、他にあるのではないか?
わが家の家計の予算では、毎月2万円を旅行費に充てています。
けれど、その予算は、今後も年三回の墓参で大方消えてしまいそう。
他の旅費は、毎月の余剰金を充てている私です。
そのためには、かなりの節約を心がけなければなりません。
お金の使い方は、人それぞれ。
出来れば、最大限有効に自分の暮らしを充実させてくれることに使用したいものですね~
遺族年金の暮らしになると、収入は多くありませんから、特にそう思います。
貯金を下ろしてまで大いに遊びたい、といった気持ちは、私には全くなくて。
収入の範囲内で、いかにやりくりして暮らすか。
それが、私の生甲斐で、結構心の張りにもなっています。
少々節約疲れしているところもありますけれどね。
例えば、10月のの電気代は5140円、9月は6614円でした。
ガス代は10月は2943円、9月は2487円です。
タクシ利用も、ひと月に一回あるかないか程度です。
以前は、日頃の食材のお買い物で駅前に出るだけで疲れて、帰りはタクシー利用が当たり前の私でしたから。
節約、頑張っているつもりです。
私は、夫の遺産を相続した際、夫名義の貯金は、次女に、かなり相続させました。
教育贈与も検討しましたが、その資金を使用するたびに領収書などいちいち信託銀行に提出しないといけいようです。
その手間が結構大変らしくて。
「一層の事、相続させたほうがいいんじゃないの」と、長女婿の意見があり、その通りにしました。
夫の生命保険金も、名義を私に書き替え、受取人は次女に。
夫が退職した時点で、保険金の支払いはストップしましたが、掛け捨てではなく終身保険でしたので、支払った金額の大方は、貯蓄として残り、それを据え置いたものです。
この新しい生命保険は貯蓄性も高く、5年後から自由に換金はできますが、私は今のところ、下ろすつもりは全くありません。
私が死んだときの、相続対策にもなりますから。
次女も、使う予定は全くなく、長期保留の金融商品を選んだようです。
現金が手元にあると、暮らしの緊張感が緩んでしまうのが嫌で、このような方策を選びました。
もちろん、私の老後を保証してくれる程度の物は手元に残しています。
決して大きな財産ではありません。
この金額があれば、何とかなるでしょう、といった程度に過ぎません。
最近の夕食
チキンカレー・たことパプリカの粒マスタードマリネ・チーズ入りかきたまスープ
レシピは料理ブログに載せています。
長女夫婦には、これまでの経緯から、それ相当分の贈与はしたつもりでいる私です。
高額の家賃収入がとれるマンションの購入を、手付まで払っていましたのに、結婚するにあたって、長女夫婦に譲りました。
私は、その大金を、株で大損して失うといった、愚かなことをしています。
長女も、今回の私の対処を納得してくれていて、公認会計士の資格を持つ長女婿が、最終的に相続の手続きの書類は確認してくれました。
私の今後の意向も、すべて伝えてあります。
こんな具合ですから、我が家の場合、相続のトラブルは今後も無縁です。
ですから今の私は、万一の老後を保証してくれる預金は、そのまま手を付けず、収入の範囲内でやりくりして、慎ましく暮らすのが理想です。
住宅維持費などは、別枠の預金として確保しましたが、それも出来れば月々の収入の範囲内で賄えると良いのですが、ちょっとそれはさすがに無理そう。
夫のお蔭で、上手にやりくりすれば、月々の収入のみで、何とか暮らして行けそうです。
年に数回の旅行も楽しめます。
けれど、余った月々の余剰資金を、旅行費に充当すべきかどうか、それが問題。
旅行も思う存分愉しみ、日ごろの暮らしも豊かで優雅に。
そうできれば一番良いのだけれど、それは遺族年金の収入だけでは叶わない事。
ゆえに、ますますお金の使い道に迷います。
私に、幸せと充実感をもたらしてくれる、一番良い、お金の使い方。
もう一度、考え直してみたいものです。
今いろいろ思案処の私です。
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