一泊の優雅なホテルライフを愉しむ予定のマークが 、カレンダーに付きました。
一緒に泊まるのは、大学時代の親友。
その時から、やっこちゃん、~ちゃんと呼び合う仲です。
年に数度、近況の報告をし合ってきましたが、会うのは本当に久しぶり。
長い間会わなくても、彼女との絆には特別なものがあります。
私が、いつもしみじみ思うことは、親しさは、会う回数では決められない、ということ。
会わなくとも、信頼関係が崩れない友情こそ、本当の友だと思っています。
私には、そういった雰囲気の心の友が結構いますが。
もう、余生が長いとは言えない年齢になりました。
今後はもっと会う努力をしなければ、と思っていたところに、彼女から同様の気持ちを告げられたのです。
「どうしても~ちゃんに会いたい。
今後はそのような機会をもっと持つようにしないと・・・・・・。
その内に、会えなくなってしまいそうで、とても心配になってきたの」
と話す彼女。
私も、同じ気持ちを、常日頃抱いていました。
ですから、彼女の言葉に、胸が熱くなりました。
そしてこれからは、もっと会いましょう、と。
そして早速、具体的なスケジュールが決まりました。
私達が4年間を共に過ごした母校の大学です。
数年前に訪れたときの写真です。
在学時代の美しい校舎が、そのままありました
大学時代は、学生寮は異なりましたが、寝食を共にしたような親密な間柄。
姉妹と変わらないくらいの深い絆を、今でも私は彼女に感じています。
実は、もう一人、同様に親しい友がいました。
愛称は、あっちゃん。
三人、四年間いつも一緒だった私達。
この度の旅行も、あっちゃんも当然、誘う所でしたしょうに。
悲しい事に、50代を迎える前に早世されました。
ペギー葉山の「学生時代」を聴くと、三人で仲良く過ごした大学のキャンパスが蘇えるようで、今でもとても感動します。
私が一番好きな曲、と言っても過言ではありません。
https://www.youtube.com/watch?v=W5ALFCfqCK4
やっこちゃんは、この度、電話で言葉を交わしても、優しい声の響き、人柄、何一つ変わっていなくて。
大学時代にタイムスリップしたかのよう。
彼女も、私に同様の感想を抱くようです。
この度決まった旅行も、二人で行くと、失敗だらけの珍道中になるのは間違いないことでしょう。
お互いにそう言い合っています。
いつも行動を共にした学生時代、私達の雰囲気は、常にその様で、笑いが絶えませんでしたから、
彼女が、ホテルの予約はしてくれるそう。
但し、彼女は私と違い、朝から日が暮れるまで、超多忙な日々。
ご主人様は、他県の大きながんセンター病院の勤務医でいらっしゃいましたが、今は退職し、開業医としてご活躍中。
そのご主人様の片腕となり、医院の事務を一手に引き受けているようです。
彼女の優しい人柄や語り口から、クリニックが患者さんの憩いの場にさえなっているであろうことが、想像つきます。
五月の日記でご紹介した、同窓生の外科病院の院長の奥様Mさんに、通じるものがあると思いました。
70過ぎても、働いている彼女の日々は、大学時代の可憐な人柄を思うと、信じられないような事なのですが。
その忙しい暮らしの合間を縫って、私との再会を果たしてくれることになりました。
お互いに、大切な友人を最近失ったり、友が鬱になって交友関係が途切れてしまった話になりました。
宝物は大切に思うだけでは、あまりに寂し過ぎます。
人生の一番の宝物とは、家族、きょうだい、親友でしょうか。
その大切な気持ちを、心を込めて行動に移し、その人達に伝えなくては。
親友を失うことが多かったこの数年間で、私がしみじみ思い、反省したことでした。
6月3日記述