時空を飛び越え、あっという間に大学生時代の親密さを取り戻した私達。
寛いだ雰囲気の中、思い出話で盛り上がっているうちに、予約した夕食の時間に。
美味しいお料理、一品一品に舌鼓を打ちながら、さらに楽しいおしゃべりが続きました。
二人とも、服装ををドレッシーなものに着替えて、改まった気分で……🎶
彼女の旦那さまは、かの有名な癌センター病院勤務のお医者さまでしたが、15年ほど前に独立して開業医に。
今はすっかり軌道に乗っておられるようですが、そのための医療機器などの設備投資の負担の大変さなど、これまでの苦労話もいろろ聞かせて貰いました。
ご主人様が勤務しておられる時は、専業主婦だった彼女。
独立後は、ずっと医院の事務を担当。
患者さんたちとの肌の触れ合いを何よりも大切にして、お仕事に励んでおられる様子が、お話からとてもよく分りました。
「患者さん一人ひとりの人生の背景は、実に様々なの。
大変な苦労をしている方も多いの。
それを知って、私は人生勉強をさせてもらっているのよ」
としみじみ語る彼女。
待合室の受付の窓口の傍で日々のお仕事に励んでいる彼女。
患者さんの苦労話や愚痴に、優しく耳を傾ける友の姿が目に浮かぶようでした。
ここからは、その時のお料理を一気に公開。
見た目も美しく、お味も絶品でした
高層マンションの自宅とは別に、もう一軒、一階がクリニックのわが家をお持ちで、そこへ朝早くから出かけ、夜遅くまでお仕事を頑張り、マンションの自宅に戻って就寝するのは真夜中の1時、2時頃になるようです。
ご主人様の医療へ誠心誠意の取り組み方にも、私は唯々敬意を払うばかりでした。
昼休みの休憩時間には、往診もされているとのこと。
お薬をご自宅まで、先生が直接届けたりもなさるようです。
奥様のやっこちゃんも、「主人の努力には頭が下がるの」」と言っていましたが。
ご夫婦揃って誠実な優しいお人柄だからこその、患者さんへの丁寧な対応なのでしょう。
私がいつも気になる抗生物質も、あまり使用しないようにしているとのことでした。
他にも勤務医のお給料は、大手企業のサラリーマンの収入より少ない事。
地方の病院を希望すると、お給料が倍になる話し等々。
私の知らない医師社会のことを、色々教えてもらいました。
私はいまだに心から信頼できる医師に巡りあえず、かかりつけ医を決めることができないでいます。
友のご主人様のような医師に診ていただきたい。
心からそう思った私です。
お料理好きの私です。
今後の参考にしたくて。
その画像ばかりで、ごめんなさい。
二時間半近く、美味しい会席料理を味わいながら、心からリラックスして語りつくした私たち。
まるで夢がやっと叶ったかのような、素敵なひと時でした。
想い出、信頼、励まし、今後の夢、理想の死に方まで、と話題は実にいろいろ。
その後部屋に戻り、交代で入浴。
とても夜更かしな彼女より、私は先に床に就き、いつの間にか深い眠りへと。