十連休に入った、4月28日のこと。
孫息子K君が通う中学校で、学園祭がありました。
次女に誘われ、初めて出かけた私です。
中高一貫教育の超難関進学校。
まさか合格するとは、娘も私も思っていませんでした。
今でも一つ話として、よく話題に上るのですよ。
素晴らしい景観のモダンな建物、至れり尽くせりの設備、在校生の礼儀正しい態度。
私も学園祭に出かけた時、印象のあまりの素晴らしさに、感動しました。
娘は、受験前の説明会に出かけ、校内を案内された時。
「息子の合格が、どんどん遠のいていくような気持ちになった」と言っていました。
「余りに素晴らしくて、話を聞いていると、頭がくらくらしてきた」とも。(笑)
私は、応えました。
「天国にいるパパに、365日、毎朝お祈りし続けたから、その願いをきっと叶えてくれたのよ」と。
K君の心が、十字架をまぶしく受け止めてくれますように。
塾に通い始めたのも小学校の五年生の秋から。
受験勉強もひたむきとは、とても言えないところがありました。
地域の少年野球クラブに週末は通ってもいましたから。
でも、その余裕が、却ってよかったのかもしれません。
使い切っていない伸びしろが、一気に最後になって伸び、その勢いが合格につながったのでしょう。
余り早くから頑張り過ぎると、息切れがしてしまって、受験勉強には逆効果、とよく言われますものね。
K君は、良き友人にも恵まれ、とても充実した中学生活を送っているようです。
クラブは、少年野球の延長で、野球部に所属。
ところがこの度の学園祭で、私が楽しみにしていたイベントは、K君のバイオリン演奏でした。
友人とのアンサンブル。
学校の設備とは思えない、大講堂。
音響効果は、市内屈指のホールのようです。
小田正和のコンサートが催されたこともあるとか。
演奏が行われているクラブにも入部したかったK君のようですが、
野球部との両立は無理で諦めたとのこと。
友人は、弦楽器のクラブにも入部していますが、K君は、個人レッスンを受けているだけ。
この度の曲は独習で仕上げたようです。
そんな組み合わせの演奏でした。
結果はどうだったでしょう。
この写真だと、友人が背がとても高いため、K君がおちびさんに見えますけど。
背はクラスで中位のようです。
私は全く気が付きませんんでしたが。
「練習の成果が思い通りに出せなくて、いつもはしない表情をKが仕切りにしていた」と。
「途中で演奏を辞めてしまうのでは、とハラハラした」と。
ママの感想です。
私には、いつになく緊張しているのは分かりましたけれどね。
当然です。
小ホールながら、発表会の時とは比較にならないほどの聴衆でしたから。
でも私は、ママのような不安を抱くこともなく、演奏が終わると、惜しみない拍手を送りました、
何と小学生時代のガールフレンドが大勢聴きに来てくれました。
Mちゃんの会社の同僚のご家族も。
そのご夫婦は、お仕事の傍ら、管弦楽奏者のプロとして活躍しておられます。
k君の演奏が終わり、次女のMちゃんが少々気ににかけていると、同僚がその演奏の感想を述べながら慰めていました。
私たちが一番注目していた文化祭のメイン行事が終わり、その後は娘に従い、広い校内を色々見て回りました。
30分ほど学校紹介のツアーにも参加。
生徒会の生徒さんの説明に、耳を傾けました。
K君が活躍している野球のグラウンドにも、もちろん行きました。
可愛い赤い屋根の洋館が遠景にあり、青空の下、人工芝の緑がひときわまぶしい、とてもひろぉ~いグランド。
こんなのどかな環境に恵まれて、野球の練習に日々励む孫の幸せを思わないではいられませんでした。
他にも、色々見て回りましたが長くなるので省略します。
学園祭を見て回り、一番心に残ったのは、5~6年前に建て直されたたコンクリート打ちっ放しの校舎と設備の素晴らしさ。
校則が「紳士たれ」の言葉ゆえでしょうか。
学生たちの礼儀正しさと輝いた表情でした。
こんな恵まれた環境の下、文武両道の充実した中学生活を送ることができるK君。
今後の成長が益々愉しみになりました。
心からのエールを、私も陰ながら送り続けたいと思います。
ありがとうございました。
花のように泉のように