新しい元号になりました。
令和元年を迎え、何だか気持ちが清々しい。
お正月を迎えた時の心持に多少似ていますけれど、もっと大きな人生の節目といった感じがします。
世間の受け止め方も、平成の時と違い、とても盛り上がり、明るいものでしたね。
恐らく昭和から平成への移行時は、昭和天皇が崩御され、その重々しい空気のまま、慌ただしく元号が変わったからでしょう。
その点、この度の改元は、準備が行き届き、国民の気持ちにも余裕がありました。
平成天皇への感謝の気持ちも高まり、とても明るい良い雰囲気だったように思います
画像のサイズが不自然になってしまいました。
テレビの字幕をできるだけ隠したいと願ったためです。
おこがましく恐れ多い事ですが、私も、平成天皇と皇后さまに、心からお疲れ様でした、と申し上げたいです。
目線を低くして、全身全霊で庶民の心に寄り添おうと努力されるお姿は、心打たれるものがありました。
優しいお人柄は、多くの人たちの心に灯りをともし、勇気づけたに違いありません。
きっと令和は、良き時代になるのでは。
そんな期待に胸膨らませたくなるような、元号の変わり方でした。
けれど、先のことは、誰にも分からない。
平成時代を改めて思い起こしても、世の中の目まぐるしい変化は驚くばかりでした。
誰も予測できないような展開では、なかったでしょうか。
バブルの崩壊、冷戦時代の終結、湾岸戦争の勃発、その後のテロの惨劇の数々、リーマンショックもありました。
そして今はポピュリズムの台頭。
相変わらずテロは多く、世界情勢は混沌としています。
自然災害の多さも際立ちました。
おびただしい尊い人命が失われ、目を覆いたくなるような惨状が幾度も繰り返されました。
振り返ると、いい時代だった、と一言で言えるほど、平成の時代は順調だったわけではありません。
世界に目を向ければ、むごい内戦は、地域によっては相変わらず繰り返されています。
但し、世界大戦のような大きな戦争は起きませんでした。
それだけで、平和な時代だったと、言っても過言ではないのかもしれませんが・・・・・・。
おびただしい犠牲を払って乗り越えた自然災害も、戦争と変わらないほど痛ましい出来事だったように私には思えます。
令和は、自然災害のない年であってほしいと切に願いますが。
こればかりは、海に囲まれ、火山が多いい島国の宿命なのかもしれません。
我が家の庭に咲いた純白のアイスバーク
でも宿命と言って、諦めてほしくはありません。
令和は、防災対策に、徹底的に力を入れていただきたい。
そして尊い人命を守てほしい。
もちろん自助努力も大切ですが。
政府に、強く、強く願います。
少子高齢化対策も待ったなしです。
最後に元号名「令和」への感想を、もう一言。
私は、筆で丁寧に綴られた「令和」の字を目にすることが、これまで、度々ありました。
そしてその度に、この元号の二字の美しさに、一瞬目が釘付けになったりします。
そして束の間でも、凛とした、とても清々しい気持ちになれます。
この字には、そんな効用があるように思えてなりません。
令和の考案者と言われている、古典学者の中西氏のお話によると、令には「麗しい」という意味があるそうです。
令嬢、令室の言葉は、この意味からなのでしょうか。
意味を知って、私は一層この字が好きになりました。
「麗しい」は私の大好きな言葉だからです。
麗しい心て、令和の日々を、いつも健やかに麗しく紡いで行けますように。
ありがとうございました。
花のように泉のように