前回の続きです。
墓参の後、妹とファミリーレストランでお昼食。
その後、駅前で妹の車を降り、駅のすぐ傍にあるスーパで私は食材のお買い物。
そしてバス停で、バスが来るのを待ちました。
タイミングが悪く、バスは出たばかり。
しばらく待たなければいけません。
私の脚ですと、我が家まで徒歩で20分かかります。
重い荷物を提げていると、坂道もあり歩くのは大変。
ですからいつもバス利用。
夫が居る時は、殆どタクシーでしたが、今はそれさえももったいなくて。
慎ましい生活を心がけています。
そして、待ち時間の間、ベンチに腰かけようとしたところ、その先に、それはそれは上品で、まるで貴婦人のような方がおられました。
頭の先から足の先まで見事に洗練され、思わず見とれてしまうほど。
布製のトートバッグまで素敵!
洋服にとてもマッチしていました。
私が腰かけたのは、そのご婦人とは反対側の隅。
そこが日陰になっていたので、敢えてその場所を選んだのですが・・・。
その内に、私以外にバスを待つ人が見え始めました。
それで私は、隅の日陰から日の当たる場所に席を移動することに。
私が思わず見とれてしまった、見目麗しい上品なご婦人ののお隣になりました。
記事にふさわしい画像がなくて、今のシーズンに私が装うファッション色々です。
すると何と、そのご婦人が私に親し気に、突然語りかけてこられたのです。
それからは立て板に水。
流暢なおしゃべりが止まらなくなりました。
その内容に、私は頷いて、只々感心するばかり。
まず最初に言われたことが、「私は96歳になります」と。
仰天する程に驚いた私です。
そのような年齢には、とても見えませんでしたから。
お年相応に背が丸く、姿勢のいい方ではありませんでしたが・・・。
輝きのオーラ―を放っておられました。
更にお話が続き、「主人は外科医で病院を経営していました。
もう亡くなりましたが、息子が後を継ぎ、孫も医者なんですよ、と。
私はおしゃれをするのが大好きで、若い時は洋服を買うのが趣味でした。
そして、とっかえひっかえ色んな服を着ていたので、傷むことがなくて、今もその当時の服を着ています。
娘と私は今、同居しています等々・・・」
私が口をはさむ余地は全くなく、一方的なおしゃべり。
可愛いおばあさんのお話に、目を細めて頷くばかり。
その内に隣のバス停のバスが来ると、
私は、「あのバスに乗って隣町までお買い物に行きます」とおっしゃり、席を立たれました。
杖を突かず、しっかりした足取りです。
見も知らない私に、身内のお話を夢中でされる様子を見て・・・。
高齢のため、わきまえと分別の自覚が欠けておいでなのかもしれない、と思いましたが・・・。
96歳にはとても見えない、お洒落な装いの明るいおばあさんに、私はただただ感心するばかり。
そのおばあさんから、元気をいっぱい授けてもらった私です。
私は敬愛の気持ちを込めて、
「お気を付けてお出かけください。お体くれぐれもご大切に」
その様なことをと申し上げました。
今の季節にちょうど良い日常着です。
90代になっても、この方のように、私も、お洒落に余念のない明るい素敵なおばあさんでいたいもの、と。
願わくば、杖も突かないで歩ける丈夫な足腰でいたいとも。
素敵な高齢ののご夫人から頂いた思いがけない感動を胸に家に帰ると、又の嬉しい出来事が私を待っていました。
次回に続きます。
長い期間私が愛用し続けているコムです。
心からお薦めしたい商品です。
タオルはサービス品のようです。
30日と1日の歩数
4108歩 3313歩
PVポイントのみ参加しています.
貴重なお時間を割いてまでお読みいただき、本当にありがとうございました。