新聞やネット、テレビなど、様々なメデイアで、実にいろいろなニュースが毎日取り上げられ、報道されています。
専業主婦の私は、鈍い感度ながら、心にアンテナを張り、できるだけそれを受け止めるように心がけてきました。
そして、世の中の時事や喜怒哀楽を、私なりに理解しよう、と。
ですけれど、どこか他人事で、遠い話を目に耳にするような。
そんなところもありました。
ところが最近のこと。
大きな報道や事件を、とても身近に感じ、驚きをもって受け止める経験を数度しました。
その一つは、すでにこのブログ上でも取り上げた、アポ電によるオレオレ詐欺です。
我が家にも、今年に入って四度そのような電話があり、そのうちの一回は、アポ電でした。
束の間のことでしたが、長女婿と勘違いし、話にしばらく乗ってしまった私です。
この話題は、すでに取り上げ、詳しく説明しましたので、ここでは省略し、今日は他の例を二つ挙げます。
その一つは、池袋で起きた高齢者の運転による事故。
親子がなくなるといった、痛ましいものでした。
遺族の方々の思いを察すると、やりきれない気持ちになります。
私は60代の中頃、運転免許は返納しています。
そのきっかけになったのは、区役所に向かう数車線の大きな公道で、路線を変更しようとした時の危機一髪の恐怖。
私の車をかすめるようにして他車が走り去り、ヒヤッとした思いをしたからです。
間一髪で事故を免れた、と言っていいでしょう。
その時、車を運転するのはもう限界かな、と思ったのですが・・・・・・。
その後もしばらくは辞められなくて。
確か、その翌年だったと思います
若夫婦達に強く反対され、免許返納を決心をしました。
夫が病床に就いた時は、車を手放したことを多少悔やみましたが、今は全くその不便さを感じていません。
もし、ぼんやりしたところがある私が、今も運転を続けていたら、取り返しのつかない事故を起こしていたかもしれない。
この度の池袋の交差点における痛ましい事故を知り、一層その思いを強くしました。
私が最後に購入した車種は、トヨタのプログレです。
検索で画像を見つけました。
余りの懐かしさで、胸が一杯に。
色は黄みがかったクリーム色でした。
車を運転しておられた80代の方は、なんと通産省のお役人で元いらしたようですね。
その後、民間企業の役員に。
経歴から察するに、恐らく、人望も厚いお方だったのではないでしょうか?
今どんな思いでお暮らしなのでしょう。
どんな言い訳も、許されることではありませんが。
重い十字架を背負って過ごさなければならない、残り少ない余生を想像し、痛ましくもなります。
加害者に、このような思いを抱くのは非常識で、皆様の顰蹙を買ってしまうでしょうか。
その後の詳しい経緯はよく知りませんが、この事件について、大変驚いたことがありました。
何と次女の義父様が、ご存知の方だったのです。
お仕事を通しての親しいお付き合いがあったようです。
次女の話で、高齢者ドライバーの悲劇が、胸に一層迫ってきました。
誰もが犯しかねないこと。
自信はあっても、寄る年波には勝てず、思いがけない迷惑を他人にかけてしまうかもしれません。
判断が甘くなるのはやむを得ないところがある高齢者が、犯罪から身を守り、他人に迷惑をかけずに余生を送るのは、並大抵なことではないのかもしれませんね。
自分の立場を十分認識し、謙虚な気持ちで、気を付けて暮らしたいもの、と。
しみじみ私は思いました。
車の運転に早くから見切りをつけたのは、大正解でした。
次回は、恐れ多くも、皇室を身近に感じた話題について、お話しさせていただきます。
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ありがとうございました。
花のように泉のように