普通な生活 普通な人々

日々の何気ない出来事や、何気ない出会いなどを書いていきます。時には昔の原稿を掲載するなど、自分の宣伝もさせてもらいます。

台風一過。

2011-09-22 10:26:18 | 普通な人々<的>な
 昨日の台風、どんな受け止め方をしました?
 
 ボクが子どもの頃って、もっと頻繁に台風の直撃を受けていたような気がする。所謂「台風の目」という無風快晴状態も、何度も経験している。すべて東京暮らしの中でだ。

 なにかベニヤや木材を打ち付けるという、絵に描いたような台風への備えもしたことがある。そして必ずと言っていいほど、停電した。
 
 昨日仕事場で誰かが「電車も止まって、皆なんかイベント的に酒盛り行ったかな?」と言うような発言をしていたが、実際に台風の猛威で被災された方には申し訳ないのだが、子どもの頃のボクらはまさに、台風と言うイベントとして、ワクワクしていた部分もあった。

 自然災害全般にそうなのだが、個人的にはなにか、巡り来る非日常のできごとに対する経験知を教えるために起きていること、そんな感じがしていた。言い換えれば、自然ももっと優しかった気がするのは僕だけだろうか? 要するに、自然災害といっても克服できるものなんだという学びがあった。

 だが12号台風も、昨日の15号台風も、3月の大地震も含めて、なにかこれでもかと言う感じがする。学びどころではない、とても対応しきれない、自然はひたすら恐ろしいものという受け止め方をしてしまいそうな感じ。

 なにが昔と違っているんだろうと考える。そして思った。人間が変わっているだけなんだと。大きな環境の中での台風なのか、自分の生活を脅かす脅威として考えるのか、考える基によって受け止め方は変わる。

 なにか、すべてが鋭く突き刺さるような事どもに変わっている。