こうタイトルすると、今の時期だから「オリンピック観戦で」ということになるのだが、いささか違う。
確かに「オリンピック観戦」をしているのだが、眠れないから観ているのだ。眠れないには訳がある。が、それは置いておいて…。
それでも、各競技での日本選手の活躍には目を瞠る。
一昔前の、試合直前に「萎縮」してしまうといったメンタリティは、今の日本選手にはない。メダル至上主義の残る「まぼろしの常勝・日本 柔道」選手には若干のメンタルの弱さを感じたが、それ以外は見事なまでに自分の参加する競技を楽しんでいるように見える。
そして、自分の持てる力を100%発揮している。ことにサッカーの男女、水泳の男女の戦いぶりは、鳥肌が立った。
メンタルの弱さを感じた柔道だが、一人、女子57キロ級の松本薫選手だけは例外だった。海外メディアでは「アサシン(暗殺者)」と呼ばれているらしい松本選手が試合に臨む表情は、まさにそう思われても仕方のない、闘う意欲が前に零れ落ちそうなほどのものだった。結局、彼女だけが「金」のメダルを獲得した。その後の彼女の表情には「暗殺者」の面影など、微塵もない。一人の適齢期の女性の笑顔が印象的。
そして、ボクが最も鳥肌の立ったのが、昨晩のフェンシング・フルーレ団体の準決勝、対ドイツ戦で見せた太田選手の「最後の2秒の一突き」だった。
残り6秒で、2点のビハインドを跳ね除ける、挽回できるなどと、だれが思ったろう。そうあって欲しいとは思っても、心のどこかで「ダメか!」と思っていた人がほとんどだったろう。
だが、当の太田選手は違った。6秒の内4秒で1点を取り返し、最後の2秒でさらに1点を奪い延長戦に持ち込み、なおかつ勝利したのだ。
この強さは本物で、本当に「最後まで諦めることなどできない」という強いメッセージをもらった。
久しぶりに良いモノを見たと、心の底から思った。
確かに「オリンピック観戦」をしているのだが、眠れないから観ているのだ。眠れないには訳がある。が、それは置いておいて…。
それでも、各競技での日本選手の活躍には目を瞠る。
一昔前の、試合直前に「萎縮」してしまうといったメンタリティは、今の日本選手にはない。メダル至上主義の残る「まぼろしの常勝・日本 柔道」選手には若干のメンタルの弱さを感じたが、それ以外は見事なまでに自分の参加する競技を楽しんでいるように見える。
そして、自分の持てる力を100%発揮している。ことにサッカーの男女、水泳の男女の戦いぶりは、鳥肌が立った。
メンタルの弱さを感じた柔道だが、一人、女子57キロ級の松本薫選手だけは例外だった。海外メディアでは「アサシン(暗殺者)」と呼ばれているらしい松本選手が試合に臨む表情は、まさにそう思われても仕方のない、闘う意欲が前に零れ落ちそうなほどのものだった。結局、彼女だけが「金」のメダルを獲得した。その後の彼女の表情には「暗殺者」の面影など、微塵もない。一人の適齢期の女性の笑顔が印象的。
そして、ボクが最も鳥肌の立ったのが、昨晩のフェンシング・フルーレ団体の準決勝、対ドイツ戦で見せた太田選手の「最後の2秒の一突き」だった。
残り6秒で、2点のビハインドを跳ね除ける、挽回できるなどと、だれが思ったろう。そうあって欲しいとは思っても、心のどこかで「ダメか!」と思っていた人がほとんどだったろう。
だが、当の太田選手は違った。6秒の内4秒で1点を取り返し、最後の2秒でさらに1点を奪い延長戦に持ち込み、なおかつ勝利したのだ。
この強さは本物で、本当に「最後まで諦めることなどできない」という強いメッセージをもらった。
久しぶりに良いモノを見たと、心の底から思った。