普通な生活 普通な人々

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「なでしこ」と「サムライ」…女と男…明と暗…強と弱…日本女性の底力!

2012-08-11 11:26:57 | 普通な人々<的>な
日本女性の力。

いま行なわれているロンドン・オリンピックで、日本女性の底力を実感している。

インタビューなどで語る言葉にも、男にはどこか言い訳がましいものを感じるのに対して、女性アスリートの言葉は潔く、前向きだ。

考えてみれば、平安期まで日本は女性を中心に動いていた。

女性天皇の可能性について、近年議論されることも多くなっているが、平安期までは普通に女性天皇がいた。政治も文学も、女性が主導していた。当時で言えば、それは生活・文化のすべてを女性が切り盛りしていたことを意味する。

戦後70年近くを平和裡に過ごしてきた日本で、かつてのウーマンリブ的な作為的とも思える女性復権運動などではなく、ごくごく自然に女性達が自分のアイデンティティを素直に表現し得た結果、本来日本女性の持つ力が表に出てきたのだろう。

つまり、これは平安期以前の(力で他をねじ伏せようとする以前の)本当の日本女性の姿ということだと思う。

なでしこジャパンの表彰式を見ていて、一昔前なら顔をしかめた一言居士がなにかクレームをつけそうな弾けた感じも、いっそ小気味の良い、本当に楽しい女子会を見ているようで開放された気分になった。

物怖じしない若い女性達の姿は、美しくもあり頼り甲斐さえ感じるものに映る。

そういう意味では(アマゾネスとは言わないが)日本は面白い国になるかもしれない。