河村顕治研究室

健康寿命を延伸するリハビリテーション先端科学研究に取り組む研究室

私学助成

2007-01-24 | 大学
昨日のクローズアップ現代ではないが、私学をはじめ大学は非常に厳しい時代を迎えようとしている。
私が大学教員になった平成7年の頃は、私自身に情報が入って来なかったこともあるが地方私学といえどもまだゆとりと将来に対する展望や夢があったように思う。
ところが今では5年先ですら安泰という保証はない。
国の助成金のあり方も大きく変わってきた。
従来は定員を満たしていれば大学の規模に応じて私学助成が行われていたのが、年と共にそういったばらまき型の助成は減少し、優れた教育・研究に対して審査を行った上で助成を決定し、実際に執行された予算額の半額を補助するというやり方にシフトし始めている。
今年度から科学研究費基盤Bについて30%の間接経費が追加で補助されることになったが、これも優れた研究に対して補助するという一連の流れの一つだと思われる。
そうなると、補助を受ける側の私学としても従来の予算の執行を改め、より多くの競争的資金を獲得できる体制に変えなければならない。
例えば従来学科で均等割にしている予算を、助成金が取れるプロジェクトに予算を集中してその取り組みを支援する予算編成に変えていくことである。
今日はこのことを教授会で訴えたのだが、理解してもらえなかった。
これまで通りのやり方ではいずれゆで蛙のようにあわてる時が来ると思うのだが...
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする