河村顕治研究室

健康寿命を延伸するリハビリテーション先端科学研究に取り組む研究室

同心円電極での失敗

2007-09-19 | 大学
2日続けて研究のトラブルが続いたので、2度あることは3度あるの例え通り、今日も情けない失敗があった。

CKC運動時の大腿直筋などの抑制現象をこれまでファインワイヤー針電極を用いて解析していたのだが、針を刺すのはやはり痛いので、何とか非侵襲的な方法がないかと模索していた。

その中で目をつけたのが同心円電極である。
円形の記録電極の周囲同心円上に環状基準電極が配置されたもので、直径に相当する範囲の筋活動のみを検出し、クロストークを除外できるという特徴を持つ。
この電極は市販されていないので、知り合いのメーカーに特注で製作してもらった。
それが届いたのが昨日で、今日試しに使ってみた。

その結果・・・×

計測が安定しない。
ペーストで貼り付けるタイプなので、ペーストの状態によって信号が不安定になる。
やはり安物買いの銭失いなのかと思うが、工夫次第では何とか使えるかもしれない。

やはり、初めて何かをやるというのはリスキーだ。
高価な機械でもいろいろトラブルが続発するのだからあたりまえか。

この3日間はがっかりすることの連続であった。
コメント
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