NHKスペシャルを見た。
人体“製造”
~再生医療の衝撃~
先日広島で行われた学会では日本における再生医療の研究の最先端が報告されていた。
その時、多くの研究者が指摘していたのが、日本では基礎研究は世界の最先端を行っているのに臨床研究が全くだめだというものであった。
国のスタンスとして事なかれ主義で規制が多すぎるのである。
今回の番組で最も刺激的だったのは「救世主兄弟」である。
遺伝病などを持って生まれた子供の病気を治すために、別の赤ちゃんが作られ幹細胞が採取されて移植されているというのである。
こうして作られる子は「救世主兄弟」と呼ばれ、米国やイギリスを中心に既に200人以上生まれているという。
体外受精によって受精卵を複数作り、兄姉と遺伝子が適合するものだけを選び出して妊娠・出産するのだ。
受精卵が8つの細胞に分裂した時に、1個だけ細胞を抜き取り遺伝子検査を行う。
適合すれば残りの7つの細胞からなる受精卵を母胎に戻すのである。
すぐにでもできそうな技術も紹介されていた。
お腹の脂肪から採取した幹細胞を注射して顔のシワを治す技術である。
実際にその場面が紹介されていたが、設備があれば私でもすぐにできそうだった。
岡山でも美容形成で高分子ヒアルロン酸を注射してしわを伸ばすクリニックがあるらしいが、ヒアルロン酸の効果は一時的である。
脂肪から採取した幹細胞を多少の脂肪と一緒に注射すれば、すぐにふっくらした頬になると同時に時間の経過と共に血管などの組織も再生され皮膚も若返るという。
これはきっとそのうち日本でもはやるだろうと思う。
おそらく変形性膝関節症も、現在ではヒアルロン酸の関節注射が主流だが、そのうち幹細胞を注射して軟骨を再生させることが普通になるだろう。
最近、再生医療に興味津々である。
人体“製造”
~再生医療の衝撃~
先日広島で行われた学会では日本における再生医療の研究の最先端が報告されていた。
その時、多くの研究者が指摘していたのが、日本では基礎研究は世界の最先端を行っているのに臨床研究が全くだめだというものであった。
国のスタンスとして事なかれ主義で規制が多すぎるのである。
今回の番組で最も刺激的だったのは「救世主兄弟」である。
遺伝病などを持って生まれた子供の病気を治すために、別の赤ちゃんが作られ幹細胞が採取されて移植されているというのである。
こうして作られる子は「救世主兄弟」と呼ばれ、米国やイギリスを中心に既に200人以上生まれているという。
体外受精によって受精卵を複数作り、兄姉と遺伝子が適合するものだけを選び出して妊娠・出産するのだ。
受精卵が8つの細胞に分裂した時に、1個だけ細胞を抜き取り遺伝子検査を行う。
適合すれば残りの7つの細胞からなる受精卵を母胎に戻すのである。
すぐにでもできそうな技術も紹介されていた。
お腹の脂肪から採取した幹細胞を注射して顔のシワを治す技術である。
実際にその場面が紹介されていたが、設備があれば私でもすぐにできそうだった。
岡山でも美容形成で高分子ヒアルロン酸を注射してしわを伸ばすクリニックがあるらしいが、ヒアルロン酸の効果は一時的である。
脂肪から採取した幹細胞を多少の脂肪と一緒に注射すれば、すぐにふっくらした頬になると同時に時間の経過と共に血管などの組織も再生され皮膚も若返るという。
これはきっとそのうち日本でもはやるだろうと思う。
おそらく変形性膝関節症も、現在ではヒアルロン酸の関節注射が主流だが、そのうち幹細胞を注射して軟骨を再生させることが普通になるだろう。
最近、再生医療に興味津々である。