河村顕治研究室

健康寿命を延伸するリハビリテーション先端科学研究に取り組む研究室

試験の採点と入浴エクササイズ

2012-01-29 | 大学
スクーリングもこなしつつ、後期試験の採点も一生懸命行っている。

今年から講義の新たな工夫としてリハビリテーション医学の講義で、学生にふだんからポートフォリオを作成させておき、後期試験の時に提出させた。
理由のひとつはそうした作業をしないと確実な知識が身につかないだろうと言う思いからだが、もう一つは1回だけの試験ではその学生の本当の能力を評価できないと思ったからだ。
学生には試験結果が悪くても、ポートフォリオが充実していたら合格点をあげると約束していた。

学生に書かせたからにはきちんと評価しなくてはならない。
段ボール箱2箱分のポートフォリオを一生懸命読んでいると、ちょっとびっくりしたことがある。
学生の1人がどこかのホームページをプリントしたものをポートフォリオに挟んでいたのだが、それが私の書いた
入浴エクササイズの記事だったのである。

どうもどこかの整形外科の先生がご自分でホームページを製作してそこに掲載されたようであるが、こういった使い方がされているのかと本当に驚いた。

昨年末、この記事のスポンサーである中外製薬の担当者から連絡があり、この今日の健康に何年も前に掲載された記事の別刷りが、今になっても全国各地の病院から患者指導用として請求があるのだそうだ。
それで、いくら何でも6年も前の記事の別刷りでは印象が悪いので、今回新規にまたパンフレットを作り直してくれると言うことになった。
現在既に校正段階で、近いうちに入浴エクササイズの新しいパンフレットが全国に出回るようになる。

そのうち入浴エクササイズが教科書に掲載される日が来るかもしれない。
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(通信制)大学院保健科学研究科冬期スクーリング

2012-01-29 | 保健科学研究科
この週末は金曜日からずっと(通信制)大学院保健科学研究科冬期スクーリングが行われている。
昨日は2年生の学位審査を兼ねた発表会が行われた。
私は研究科長なので午前中は理学療法学専攻の発表会に参加し座長を務め、午後は作業療法学専攻の発表会で冒頭の挨拶を務めた。

通信制の大学院だからといって決して甘いものではなく、発表のクオリティーは非常に高い。
どの発表も働きながら2年間でよくもこれだけまとめたものだと感心する。

実は、先週行われた本学の大学院教育研究会議において大学院の長期履修制度の提案をさせて頂いた。
これまで大学院生を見てきて特に社会人には必須の制度だと思われたからだ。
これは前々からお願いしていたことなのだが、ここにきて制度化に向けて一気に動きが出てきた。
周辺の大学と比較すると遅きに失した感はあるが、それでも制度化されればありがたい。



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