パネルディスカッションでは下記のコメントが最も印象に残った。
文科省プログラムオフィサー清水 了典氏
「地域再生人材創出拠点の形成」プログラムは既に募集が終了した補助事業であるが、5年間の事業を終了して1年以上経過した20数校に調査したところ、全校が何らかの取り組みを継続していた。
しかし、2つの大きな問題が判明した。
1つは事業を継続するための資金不足で、もう一つは受講者の確保であった。
資金を確保できるかどうかは、補助事業がどれほど信頼を得ているかで決まる。
金沢大学からかなり離れた距離にある能登で、廃校を利用して能登学舎を置き、教員を常置した取り組みでは、事業が終了しても年間4000万円もの資金を確保している。