仕事を持っている大学院生に配慮して大学院オリエンテーションを休日に行っている。
午前中は通学制大学院、午後は通信制大学院のオリエンテーションが行われた。
例年、この大学院オリエンテーションでは学長挨拶は研究担当副学長が代行しているとのことで、午前、午後ともに冒頭でスピーチを行った。
こういったことが毎回重なると、次第にスピーチも上手になるのではないかと思われる。
これは数少ない役得の1つである。
今日の仕事は副学長としての挨拶だけではなく、私は通学制、通信制両方の研究科長でもあるので、科目履修の仕方やいろいろな注意事項の伝達などを自ら行わなくてはならない。
今年は修士、博士、通信制修士でそれぞれ1名ずつ主指導で指導を行わなくてはならず、兼務の役職が7つあるのでとても困ったことになりそうだ。
そう言えば、昨日担当教員から学部生の新しいゼミ配置がメールで配信されていたが、私のゼミは人気がなく、学生の第一志望者はいなかった。
以前は、私のゼミはそれなりに人気があり、希望しても入れない学生もいたのだが、少し残念である。
原因を考えるに、あまりに忙しく、ゼミをじっくり行うことができなくなったのが一番の原因。
それから、歳を取って、若い学生と感性がずれてきているのではないかと自己分析している。
大学教員をしていて一番楽しいのがゼミなのだが、少し寂しいかぎりである。