先日の2021年なでしこリーグ・WEリーグ合同メディカルスタッフ会議でも議題に上がっていたのだが、2021 年9 月にWADA 理事会が承認した「世界アンチドーピング機構(WADA)2022年禁止物質リスト」が2022 年1 月1 日に発効される。
この件について、日本サッカー協会からFIFAサーキュラーが送られてきた。
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主な変更点
主な変更点として2022 年1 月1 日から競技期間中の糖質コルチコイド(glucocorticoids)の注射可能な投与経路がすべて禁止となる。
他の投与経路(吸入および皮膚、鼻腔内、眼科および肛門周囲などの局所投与)は、製造業者が認可した用量および治療適応内で使用される場合、禁止されていない。
グルココルチコイドの注射製剤の投与を受けているアスリートは、投与時から競技期間のスタートまでのウォッシュアウト期間を遵守する必要がある。
糖質コルチコイドの使用に正当な医学的必要性がある場合、アスリートは治療使用特例(therapeutic use exemption;TUE)を申請することができる。
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糖質コルチコイドというのはステロイドのことであり、私も外来でしばしば使用する薬剤である。
スポーツ選手が明日試合があるから何とか痛みを止めて欲しいなどと言って外来を受診してくることがまれにあるが、これからは注意しなくてはならない。
特に気をつけなければならないのが、口内炎に対してアフタッチという口腔内に貼り付ける薬を処方することがあるのだが、この中にはステロイドが含まれているのでアウトである。
この件について、日本サッカー協会からFIFAサーキュラーが送られてきた。
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主な変更点
主な変更点として2022 年1 月1 日から競技期間中の糖質コルチコイド(glucocorticoids)の注射可能な投与経路がすべて禁止となる。
他の投与経路(吸入および皮膚、鼻腔内、眼科および肛門周囲などの局所投与)は、製造業者が認可した用量および治療適応内で使用される場合、禁止されていない。
グルココルチコイドの注射製剤の投与を受けているアスリートは、投与時から競技期間のスタートまでのウォッシュアウト期間を遵守する必要がある。
糖質コルチコイドの使用に正当な医学的必要性がある場合、アスリートは治療使用特例(therapeutic use exemption;TUE)を申請することができる。
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糖質コルチコイドというのはステロイドのことであり、私も外来でしばしば使用する薬剤である。
スポーツ選手が明日試合があるから何とか痛みを止めて欲しいなどと言って外来を受診してくることがまれにあるが、これからは注意しなくてはならない。
特に気をつけなければならないのが、口内炎に対してアフタッチという口腔内に貼り付ける薬を処方することがあるのだが、この中にはステロイドが含まれているのでアウトである。