私の実家は四国なので、宗派は真言宗である。
ところがこの歳になるまで善通寺に行ったことがなかった。
先日、高梁ロータリークラブの卓話で、藥師寺住職のお話を聴いて、善通寺のいわれを知り興味を持った。
善通寺の由来は、弘法大師「空海」の父の名前:佐伯直田公善通(さえき あたいたきみ よしみち)から来ている。
京都の東寺、和歌山の高野山とならぶ「弘法大師三大霊山」のひとつである。
総本山善通寺は弘法大師誕生の霊跡であり、空海は宝亀5年(774年)6月15日に善通寺のある場所で誕生した。
令和5年が弘法大師生誕1250年の記念の年となる。
令和5年4月23日〜6月15日の間、『秘仏 瞬目大師(ひめきだいし)像』が50年ぶりに御開帳となる。
瞬目大師(ひめきだいし)像というのは、空海が唐にわたる際、寂しがり心配する母上のために、池に映る我が身を写した画像とのことで、掛け軸にしてあるらしい。
鎌倉時代、土御門天皇御拝覧の時に、大師が目をまばたきされたことから、この御尊号を下賜されたとのことである。
藥師寺住職によると50年に一度のチャンスなので、仕事を休んででも見に行くべきとのことである。