河村顕治研究室

健康寿命を延伸するリハビリテーション先端科学研究に取り組む研究室

創外固定のピン刺入部の処置

2010-08-03 | 医学・医療
数年前までは創外固定の手術後のピン刺入部の処置はしっかり消毒をしてピン刺入部にはイソジンゲルをたっぷりと塗りつけておくというのが一般的だったように思う。
当然、私も化膿してはいけないから一生懸命消毒をしていた。

ところが最近は、ピン刺入部もきれいに洗うだけで、消毒は全くしなくなった。
消毒しなくても感染など起こらないことが分かってきたからだ。
昔、イソジンゲルを使っていた頃はゲルが固まってピンに粘土がこびりついたようになっていたものだが、今から振り返るとその方が不潔でよほど感染のリスクが高かったのではないかと思われる。


手関節の粉砕骨折で創外固定を行った高齢女性の写真である。
女性がピアスの穴を消毒したりしないのと同じで、ピン刺入部は清潔に保つだけで消毒はしない。
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