河村顕治研究室

健康寿命を延伸するリハビリテーション先端科学研究に取り組む研究室

Institute of Neurology of Russian Academy of Medical Sciences 訪問

2016-11-25 | 旅行記
ついに今回のロシア訪問の目的である Institute of Neurology of Russian Academy of Medical Sciences を訪問した。

リアナ先生のアテンド付きである。

到着後、ミーティングルームに案内され、しばらく日本とロシアのニューロリハビリテーションの差異についてディスカッションを行った。
時間も限られているし、実際に施設を見学しながらディスカッションする方が良いと言うことで、施設のエクスカーションを行ってもらった。

以下に示すのは長い案内の中のほんの一コマの写真である。とにかく、最近話題になる装置は全部あった。


私がこの施設のホームページを見て驚いたLokomatであるが、実際に来て見ると1つの部屋の中に2台のLokomatが置いてあり、さらに驚いた。



一番面白かったのがこの装置で、天井に2台のプロジェクターと2台のカメラが固定してある。


実際に人が歩くと、その人の動きをカメラが捉えて、床に投影された仮想の子犬がその足元を追いかけていた。
実際に見ると非常にリアルで動きがかわいく、癒やされる。
他にもいろいろとプログラムがあり、浅瀬を歩くと足元からさざ波がわき起こるソフトとか、花がばらまかれるソフトとか無数のことができる。



これは経頭蓋磁気刺激装置。



次はBMI(Brain Machine Interface)であり、脳波を計測してそれをもとにロボットアームを動かしたりするシステムである。



最後にミーティングルームに集まって、見学後のディスカッションを行い、記念写真を撮影した。
仕事の邪魔をしたのにもかかわらず記念のプレゼントまで頂いてしまった。
左からAnton Klochkov先生、Elena Gnedovskaya先生、私、Natalya Suponeva先生。
このメンバーで、10月21日にテレビ会議を事前に行ったのである。
ロシア側の責任者は私の右に立っている長身で美人のElena Gnedovskaya先生である。
何とか名前を覚えようとしたがエレナは分かってもラストネームが読めない。
リアナ先生に聞くとグネドフスカヤと読むらしいが、ロシア人でも発音しにくい名前だそうだ。
これを機に、共同研究などできるとありがたいのだが、何か具体的にテーマがあれば可能であるというお返事をいただいた。
何とかミッションは果たせたように思う。
ちなみに私の足元が青いのは、この施設は病院と研究所を兼ねているため、訪問者の靴にカバーをかぶせるのがルールだからである。
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