きのう、山王の裁判所前を通りかかった時、沢山のTVカメラが出ていました。大仙市で子どもを殺した進藤被告の裁判だったのですが、今朝の魁新聞には、「母の愛」どこへ・・の大きな見出しで進藤被告の母性の欠如を断じています。もちろん子どもを殺した進藤美香という人をかばうつもりはないのですが、わたしはこういう事件があると、女性の生い立ちの中での暴力や、交際相手の男性から暴力をうけていたのではないかと想像してしまいます。
さらにこの事件は、児童虐待が疑われるとして、相談も受けていたケースだったのに、子どもの命を救うことができませんでした。
母性は、子どもを産んだ女性なら誰でもがもっているものではなく、親の愛も、そのまた親から愛された事のないものには、わからない場合もあるのではないでしょうか。
裁判でどの程度、そうした内容に触れたかはわかりませんが、こうした事件を母性の欠如だけで断罪するだけでは、問題の核心から離れているように思えてなりません。
きょう、また、大仙市で1年半前の子どもを殺した事件が報じられています。